リク夢小説★KH3まで完結★

□記憶
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その仮想のトワイライトタウンで、普通の男の子として過ごすロクサス。

順調にソラの記憶は戻っていった。

ディ「XIII機関がここを見つけたようだ。」

マ「えっ。」

ディ「ナミネを急がせるか・・・。」

リ「ロクサス・・・。」





しばらくすると、アクセルが仮想のトワイライトタウンへとやってくる。

ディ「マリン、頼めるか。」

マ「うん。」

ディ「リク、私はナミネを止める。お前はノーバディ共を頼む。」

リ「・・・わかった。」

マリンはロクサスの元へと向かった。



ア「ほら、嫌な命令されちまった。」

ロ「え?」

ア「お前が戻らないなら消せとさ。」

ロ「・・・俺たち親友だろ?」

ア「そりゃそうだけどさぁ、ダスクにされたくねぇし・・・てか!記憶戻ったのか!?」

ロ「・・・あぁ。」

アクセルは嬉しそうだ。

確認のため自分たちのボスの名前を言ってみろと言うが、ロクサスは黙ってしまった。

ア「そりゃないぜ。」

ロクサスはキーブレードをかまえる。

ノーバディ達が襲ってきた。

そのノーバディ達を一掃するマリン。

ロ「・・・今度は誰だ。」

フードを深くかぶるマリン。

その手に持つキーブレードを見て驚く。

ロ「それ!キーブレードだろ!!もしかして仲間なのか!?」

マ「仲間・・・どうなんだろう。」

ア「マリン!!どうして邪魔をするんだ!」

ロ「・・・マリン?」

マリンはキーブレードを構え、アクセルに向かって走り出す。

ア「・・・くっ!!」

マリンはアクセルと戦う。

マ「ロクサス!幽霊屋敷に行って!!」

ロ「えっ?」

マ「辛い思いばかりさせて・・・ごめんね。」

何が何だかわからないロクサス。

マリンの言う通り幽霊屋敷に向かった。







ア「俺の知ってるロクサスはもういない。」

地面に倒れるアクセル。

マ「・・・。」

ア「あぁ・・・わかったよ。」

マ「アクセル・・・。」

そう言うと闇に消えていった。

マリンは幽霊屋敷へと急いだ。







ロ「XIII機関って悪い組織なんだよな?」

ナ「善悪はわからない。不完全な人達の集まり、完全を求めてる。」

ロ「・・・。」

ナ「そのためにあるものを強く求めてる。」

ロ「なに?」

ナ「キングダムハーツ。」

ふふと笑うロクサス。

ナ「おかしい?」

ロ「いや、俺一番聞きたいことから逃げてるなって。」

ナ「・・・。」

ロ「俺が知りたいのは、俺がこれからどうなるのかってこと。他はどうでもいいんだ。」

ナ「君は・・・。」

するとナミネはスッと消えてしまった。

代わりにディズ が現れる。

ディ「お前が何を知っても、運命が変わるわけではない。」

ロ「たとえそうでも、俺は知りたい。俺には知る権利がある!」

ディ「ノーバディに権利などない。」

ロ「ノーバディってなんだよ!」

するとそこにリクとマリンがやってくる。

リ「ディズ !時間がない!ノーバディが多すぎる!」

今度はナミネが現れた。

ナ「ロクサス!私たちノーバディは人の半分。あなたは消えるんじゃない!元に戻るの!」

ロ「俺が、消える?」

勝手は許さんとナミネを捕まえ闇に入っていく。

ナ「ロクサス!また会えるよ!その時はまたお話ししよう!」

ロ「・・・。」

ナ「私には君がわからないかもしれない、君には私がわからないかもしれない!でもきっと、約束だよ!」

ロ「待てよ!」

ロクサスが追いかけようとするがリクに止められる。

マリンはロクサスの前に立ち手を取る。

リ「おい。」

マ「ロクサス、私が言ったこと忘れないで。」

ロ「え?」

マ「ソラを信じて。」

マリンの手が離れると、ロクサスの手のひらには貝殻が乗っていた。

マリンは闇の回廊を開き、帰っていく。

リクも後を追った。
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