リク夢小説★KH3まで完結★
□記憶
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シオンとロクサスはアクセルという人物とよく3人で一緒にいるらしく、2人を確認するためマリンはトワイライトタウンへと向かった。
フードを深く被り、トワイライトタウンを探索した。
そして、セントラルステーションへたどり着く。
上を向くと時計台の上に誰かが座っているのが見える。
マ(あそこ、誰かいる。)
黒いコートを着た3人組、どうやらロクサス達のようだ。
よく見ようとするが時計台はとても高く何をしているかわからない。
マリンはゼアノートの言葉を思い出す。
マ(・・・悩める心無きものの、憩いの場。)
マリンは時計台を登っていった。
シ「ねぇ、アクセル。アクセルは忘却の城って行ったことあるんだよね?」
ア「あ、あぁ。」
シ「一体何があるの?」
ア「何があるって、機関の研究施設があるだけだ。」
ロ「研究施設かぁ、みんなよく行かされてるよな。特にアクセルは。」
そんな会話を盗み聞くマリン。
シ「でも、私たちは行ったことない。」
マ(・・・カイリ?)
顔は確認できないが、声はカイリにとても似ていた。
ア「そりゃ、いく必要がないからだろ?」
シ「あたし・・・もう帰るね。」
ロ「え?」
そういって立ち上がるシオン。
すると、急に頭を押さえ右足がずり落ちる。
落ちるシオンをギリギリで掴むロクサス。
シオンは持ち上げられ、お礼を言った。
ロ「まだ、体の具合が悪いんじゃないか?」
シ「ううん。そんな事ないよ。」
ア「そうだ!!」
ロ「なんだよいきなり。」
ア「今度、3人で海に行かないか?」
シ「海?どうして急にそんなこと。」
ア「たまにはみんなで遊ぶのもいいだろ?」
ロ「友達と過ごす休暇ってやつか!」
ア「そうそう!」
シ「あたし行けるかな?」
ロ「何いってるんだよシオン!」
ア「パーっと遊ぼうぜ!シオン !」
シ「・・・うん。そうだね!そうしよう!」
笑いながら帰る3人。
その時、シオンの顔が見える。
マ(なっ・・・。)
シオンは声だけでなく顔もカイリと瓜二つだった。
違うところと言えば黒い髪という事だけ。
ア「ん?」
アクセルはマリンの方に振り向くが、すでにその姿はなかった。
ロ「どうしたんだ?」
ア「・・・いや。なんでもない。」