リク夢小説★KH3まで完結★

□始まり
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リ「やっぱりここにいたのか。」

マ「・・・何しに来たの。」

リ「ソラと勝負してるんだ。マリンを探した方が勝ちだって。」

マ「・・・そう。」

リ「その様子じゃ、俺の勝ちってことだな。」

リクはマリンの横に座った。

マ「・・・いつも楽しそうだね。」

リ「うっとおしい時もあるけど、まぁつまらなくもない。」

リクはマリンの方に顔を向ける。

リ「なぁ、なんでいつも誘ってるのにこっちに来ないんだ?」

マ「・・・。」

リ「まぁ、無理にとは言わないが・・・。」

マ「・・・リクは、ソラとカイリと居て楽しい?」

リ「え?・・・あぁ、楽しいよ。」

マ「じゃあ、ソラといる時の方が楽しい?カイリといる時の方が楽しい?」

リ「・・・な、なんだよそれ。」

マ「どっちといる時の方が、リクは楽しいの?」

リ「それは・・・。」

しばらく沈黙が続く。

ソ「あっ!やっと見つけた!!」

目の前に現れるソラ。

ソ「なんだよ、リクもいたのか。じゃあ、俺の負けってことだな・・・。」

しょんぼりする。

マ「・・・じゃあね。」

ソ「あ!!まてよ!俺たちとイカダを!!・・・行っちゃった。」

リ「・・・マリンは行かないってさ。」

ソ「えー。なんだよ、ちゃんと説得したのか!?」

リ「・・・不満なら自分で説得しに行くんだな。」

そう言って帰っていくリク。

ソ「リク?」

少し元気がないリクを見送ることしか出来なかった。











リ(どっちといる時の方が楽しい・・・か。)

もちろんソラもカイリも、一緒にいて楽しい。

しかし、カイリといる時の方が心が明るくなり、楽しかった。

リ(あいつ、気づいてるのかもな。)

リクがカイリを気になっている事、そしてソラもそれは同じという事。

リクはカイリの事を想った。
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