楠雄夢小説 ★完結★

□気持ち
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1月1日、神社に初詣へと向かう蛍。

久「あらー!!蛍ちゃんまで!あけましておめでとう!」

國「おめでとう!!」

そこには斉木家と燃堂、海藤と灰呂に照橋が立っていた。

蛍「あ、みんな。」

灰「佐能さん!あけましておめでとうっ!」

海「偶然だな。」

照「あけましておめでとう!」

蛍「うん!あけましておめでとう。」

燃「今から相棒の家に行こうって話になってんだ!佐能もくるか?」

蛍「え?」

久「来て来てー!もぅ、くーちゃんにこんなにお友達いるなら教えてくれればよかったのにー!」

久留美はなんだか嬉しそうだ。

楠雄を見ると、なんだか顔色が悪い。

おそらくみんなが家に来るのが嫌なのだろう。

蛍《大丈夫?》

楠《あぁ。何故だかそういう流れになってしまった。くそ、神め!》

蛍《神?》

燃「で、来んのか来ないのか?」

蛍「え、えっと。」

楠雄に遠慮しているようだ。

楠《・・・予定がないなら、来ればいい。》

その言葉に甘え、お邪魔することにした。

久留美と國春は家に着いても、沢山の楠雄の友人に感動していた。

國「よかったなー!楠雄!こんなに賑やかな正月は初めてじゃないか?」

楠(僕は静かに過ごしたいんだ。)

久「本当、嬉しいわ!くーちゃん超能力者だから中々お友達が出来なかったのー!」

その言葉に凍りつく斉木家。

楠『おい。』

國「それは言っちゃダメなんじゃないかなママ。」

久「はっ!」

しかし言葉が出て来ない。

蛍「や、やだなー!斉木くんのお母さんったら面白い冗談ですねー!」

久「そ、そーなの!面白い冗談なのー!」

あははと笑う久留美と蛍。

それにつられみんなも笑い始める。

灰「なんだっ!冗談ですか!」

海「斉木が超能力者なんて、思いつかない冗談だな!」

照「うふふ。」

燃「おもしれーカーチャンだな!」

なんとか誤魔化せたようだ。

時間も遅くなったので、みんなは家に帰っていった。

久「今日はありがとねー!つい口が滑っちゃって助かったわ!」

蛍「あ、いえ。」

國「全く、かーさんはドジっ子なんだから!」

久「えへへ。」

楠『えへへじゃない。困るのは僕なんだぞ。』

久「そうよね・・・ごめんなさい。」

蛍「まぁ、無事に終わってよかったです。それじゃあまた学校でね。」

楠『あぁ、またな。』

蛍は目の前の家に帰っていった。
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