桐生夢小説

□沖縄
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真「おお!待ってたでー!」

真島がいる席に座る。

真「ねぇちゃん!上物全部2人前ずつとビール2つ頼むわー!」

「はーい!」

芽「ふふ。前に来た時もその頼み方でしたね!」

真「あぁ。あの時の芽依ちゃんひどく落ち込んでたのぅ・・・今日は元気そうでよかったわ!」

芽「はい。本当、真島さんのおかげです。」

真「そんな大した事してへん。」

注文したものがやってくる。

真「よっしゃ乾杯や!」

芽「はい!」

2人は楽しそうに飲んでいった。

真「おっ。その腕時計してくれてるんやな。」

芽「はい・・・私の宝物です。」

真「な、なんやねん。そんな安もん宝物なんて寂しいやっちゃなぁー!」

芽「だから!値段じゃないんです!」

真「うっさい!わかっとるわ!デザインがどーのやろ!」

芽「それだけじゃありません。」

真「ん?」

芽「真島さんがこの時計の事覚えててくれて・・・プレゼントしてくれた事が嬉しいんです。」

真「・・・。」

芽「だから・・・私の宝物。」

真「・・・気に入ってくれたなら、よかったわ。」

2人は楽しく食事をした。

真島と別れ家に帰る。

その次の日。

ピンポーンとチャイムがなる。

芽「はーい。」

ドアを開けると真島組の人達が立っていた。

「芽依さん!引越しのお手伝いに来ました!」

芽「えっ!ほ、本当に沖縄まで行くつもりですか!?」

「はい!今すぐにでも出られますので早く荷物を詰めちゃいましょう!!」

芽「いや!わ、悪いから良いですって!」

「ここで帰ったら親父に殺されます!」

「殺されるくらいなら沖縄なんてへっちゃらっす!!」

「観光もできるしな!」

「失礼します!!」

真島組の人達は芽依の部屋に入りどんどん荷物を詰めて運んでいく。

芽「あ、ありがとうございます!」

真島組のおかげであっという間に片付いた。

「それじゃあ芽依さんは引越しが終わるまでに沖縄に来てください!」

「配置も俺たちがやっておきますから!」

芽「何から何まですみません。」

「いえ!それじゃあ!」

真島組は沖縄に向けてトラックを走らせた。
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