桐生夢小説

□彼との仲
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それから数日後、神室町に異変が起きた。

芽「なにあれ。」

ヘリコプターが多数空を飛んでいた。

しかもかなりの低空飛行だ。

「あっちの方で黒服の大行進が見られるらしいぞ!」

「バカ!そんなもん見に行くなよ!ヤクザに決まってる!」

芽「黒服の大行進?」

芽依はそっちの方へ行くと、かなりの人数の男たちが歩いていた。

「な、なんやこいつ。」

その先にはヘルメットを被り、上半身裸の真島が立っていた。

芽「真島さん!!」

すると真島は1人男たちに向かって行った。

芽依も慌てて参戦する。

真「芽依ちゃん!何しに来たんや!」

芽「こんな人数1人じゃ無理ですよ!」

真「アホか!まだまだ足らんくらじゃ!いいから引っ込んどれ!」

すると男たちは芽依も攻撃してくる。

芽「もうそんなこと言っても遅いですよ。」

芽依は殴りかかってきた男を倒し、再び戦闘態勢に入る。

真「・・・しゃーないな。行くで!芽依ちゃん!」

芽「はい!」

2人は男たちをどんどん倒していく。

しかし相手も中々強く、2人は傷ついていった。

芽「うぁ!」

真「芽依ちゃん!」

頭を殴られその場に倒れる芽依。

真「何してくれとんのや!!」

芽依を殴った男を思いっきり殴る。

男は目を回し倒れてしまった。

真「芽依ちゃん!」

芽「だ、大丈夫です。」

芽依はなんとか立ち上がった。

「死ねやぁ!!」

真島の後ろから攻撃をしようとする男。

真「しまった!」

しかし、その男は攻撃する前に倒れてしまった。

芽「私に気を取られるなんて、まだまだですね。」

どうやら芽依が倒したようだ。

真「・・・ヒヒっ!おもろいやないかい!」

2人は最後まで戦い続けた。








真「ハァハァ・・・。」

芽「やった・・・倒した。」

すると目の前に桐生と狭山が見えた。

真「桐生・・・ちゃん。」

そっちに向かおうとする真島に肩を貸す芽依。

桐「芽依!真島の兄さん!」

真「お、遅いわ・・・桐生ちゃん。千石組の兵隊、全員ぶっ倒したで。」

肩を貸す芽依だったが体力の限界だったのかその場に倒れた。

真島も一緒に倒れてしまった。

2人に駆け寄る桐生たち。

真「約束やったからなぁ。ちゃんと・・・守ったでぇ?」

桐「あぁ。」

真「芽依ちゃんはいつものお節介で参加してきたんや・・・大丈夫か?芽依ちゃん。」

芽「お節介って・・・言い方悪いですね。」

桐「芽依・・・。」

真「それより、早よぅ東城会の本部に戻るんや。」

桐「何故だ。」

真「連中、街中でヘリ飛ばしたり兵隊を行進させたりしたんは、桐生ちゃんをここにおびき出すためや・・・。」

桐「何。」

真「ホンマの目的は、本部をのっとることや。裏で千石組を手引きしたんは・・・新藤や。」

桐「新藤が!?」

真「あのドアホ・・・金で寝返ったんや。早よ行けや桐生チャン!」

狭「ここは私に任せて。」

桐「だが・・・。」

芽依を見る桐生。

芽「私達は・・・大丈夫です。早くその新藤って人・・・ぶっ倒してきてください。」

桐「・・・わかった。」

桐生は急いで本部に戻った。
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