土方夢小説

□戦い
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一斉に襲ってくる敵を2人で倒していく。

銀「っち!次から次へと!」

銀時が琴の方を振り向くと、琴の後ろに刀を構えた敵が立っていた。

銀「おい!琴!」

琴「えっ?」

振り下ろされる刀。


ギィンッ!!

刀で受け止める音がする。

琴「・・・あ。」

そこに立っていたのは土方だった。

土「暁っていう伝説の剣士も大したことねぇな。」

琴「土方さん・・・。」

銀「たっく。いつまで見てんのかと思ったら・・・おせぇんだよ。」

「土方だと?」

「真選組だ!!」

敵がざわつき始める。

土「犯罪組織、重森組!御用改めである!」

その掛け声が合図かのように真選組がやってくる。

琴「皆さん・・・。」

沖「なんだ。巨大犯罪組織っていうからどんなもんかと思ったら、大したことないじゃないですか。」

山「あぁ、琴さんが暁だったのかぁー!」

山崎は憧れの眼差しで琴を見る。

近「お前たち、油断するなよ!」

その声におお!と声をあげ敵をどんどん倒していく。

土「お前は先に行け。」

琴「え。」

土「・・・ケジメつけてこい。」

琴「・・・はい!」

琴は隣の部屋へと走っていく。

銀「おーおー格好つけちゃって。」

土「・・・うるせー。」

琴が扉を開けると、外の景色を眺める真二が待っていた。

真「・・・良い友を持ったんだな、琴。」

琴「・・・重森真二・・・覚悟!!」

琴の刀を持っていた刀で受け止める。

真「刀の腕もあがったようだ。」

琴「あんたを殺すために・・・私は毎日毎日修行をして来たんだ!!」

どんどん攻撃をするが、全て受け止められてしまう。

真「確かに前に来た時よりは強くなったが、まだまだだな。」

そう言うと琴の肩を斬る。

琴「あぁ!」

受け身を取りすぐに立ち上がる。

真「ほう。」

琴「あんたは・・・あんただけは絶対に・・・絶対に許さない!!」

その怒る琴の姿に、母親の姿が重なる。

真「・・・母さんも、剣道をしているときは同じ顔をしていた・・・。美人に育ったな。」

その顔は、昔の優しい父親そのものだった。

琴「くっ・・・黙れ!黙れぇ!!!」
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