土方夢小説
□はじまり
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新「お土産までもらっちゃって、良い人でしたね!」
神「琴ちゃん最高ネ!」
銀「味も美味かったし、こりゃ人気になるな。」
万事屋に戻ると、お登勢が玄関で待っていた。
銀「げ!ババア!」
登「お!銀時、良い時に帰って来た。今月分の家賃さっさと払いな。」
銀「い、いや・・・その〜、今大きな仕事中で・・・それが終われば払えるから!だから、今日は勘弁してくれっ!」
登「へぇ。大きな仕事って、前の店にパフェを食べに行くことかい?」
銀「げっ!見てたのか!」
登「店から見えるんだよ。客の顔もバッチリさ。」
新「そういえば、お登勢さんのお店とライバルって事になっちゃいますよね?」
登「それはないさ。向こうは喫茶店でこっちはスナックなんだからね。酒飲みが向こうから流れてくる事や酒飲みが休みに向こうに行く事だってあるだろう。」
新「なるほど。持ちつ持たれつってやつですね!」
登「そういう事さ・・・。さぁ、銀時!家賃を・・・あれ?」
神「銀ちゃんなら窓から逃げたネ。」
登「くそっ!あの野郎!今日こそは取っ捕まえてやる!!」
そう言って万事屋を出て行く。
所変わって真選組屯所。
山崎と土方の姿があった。
山「土方さん。聞いてますか?」
土「あ?なんだよ。」
山「だから、あの有名な剣士の暁が江戸にやって来たって噂ですよ!」
土「暁ねぇ・・・本当に実際するかどうかもわからない奴の噂なんて、信じろって言う方が無理な話だ。」
山「そうですけど・・・。まったく、土方さんは夢がないなぁ。頭堅い頑固親父みたいに。」
土「あぁ?なんだ?山崎。今なんか言ったか?」
山崎が土方を見ると鬼の形相になっていた。
山「い、いえ!何にも!」
土「いや聞こえたんだけどなぁ〜。頑固親父がなんだのかんだの〜。」
山「あ、いや。その・・・。」
土「山崎ーーー!」
山「ひいいいい!!」
土方は山崎を追いかけると、近藤が現れる。
近「おっ!トシ!ザキ!良いところに来た。」
土「あ?」
土方は山崎を追いかけるのをやめる。
山「ハァ・・・助かった・・・。」
近「今、昼飯を食いに行こうと総悟と話していてな。お前らもどうだ?万事屋の前に新しく出来た店らしいんだが。」
土「万事屋の前ねぇ。あのアホ天パと会わなきゃいいが。」
沖「嫌なら来なくてもいいんですぜぃ。下剤仕込んだマヨネーズの準備も途中だし。また今度って事で。」
土「まてコラッ!てめぇか!俺のマヨネーズ盗んだやつは!」
沖「盗んだんじゃありやせん。下剤を仕込んで元に戻すんです。・・・っち。こうなるなら、もっと早く仕込んどくべきだった。」
土「聞こえてるよ〜?ねぇ。最後の最後まで丸聞こえだよ?!」
土方は怒りで燃えていた。
とりあえず4人は琴の店へと向かった。