真田夢小説(ハム子)★完結★
□タルタロス
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タルタロスの中のシャドウを倒していく公子達。
公「うえー気持ち悪ーい。」
ゆ「ちょっと不気味だよね。」
順「ほらほら女子達ー!そんなんじゃ立派なペルソナ使いになれないぜ!」
ゆ「・・・わかってるわよ!」
みんなはその階のシャドウを全員倒した。
桐「よし。そろそろ戻ってきてくれ。」
公「はい!」
転送装置に触れると、桐条達がいた場所へと戻った。
桐「全員戻ってきたな。主人、どうだった?」
公「疲れましたー。」
桐「ふふっ緊張が解けたからか?数をこなしていけば時期なれる。」
公「はい〜。」
順「でも、本当に体がしんどいンスけど。」
桐「それは影時間のせいだ。平時よりずっと早く体力を消耗するからな。心配ない、時期なれる。」
真「よくやったな、ご苦労さん。」
公子達は寮へ帰ることにした。
次の日。
学校へ向かう道、誰かに話しかけられる。
真「おはよう。なんだ、同じ電車だったのか。」
公「あ、おはようございます。」
2人は一緒に登校する。
真「それにしても、ここのところ連日バタバタしたな。お前、大丈夫か?転校したばっかりだし混乱してるだろ?」
公「大丈夫ですよ!精神と体力には自信があるので!」
えっへんと威張る公子。
真「へぇ、すごいなお前。順平とはえらい違いだ。俺は暇で暇で死にそうだってのに・・・なっ、俺こっそり参戦できないか?」
公「え?」
真「順平のキャップ被ってりゃ、美鶴も騙されるんじゃないか?」
公「ダメです!!真田先輩の怪我が治るのが遅くなったら私のせいになりますから!それに、桐条先輩にバレたらどうなるか・・・。」
真「うっ。」
恐怖に震える真田。
公「ね?だからやめておきましょう!」
真「・・・そ、そうだな。後が恐ろしい・・・。」
真田と登校するとジロジロと知らない女子達から視線を感じた。
公「あの・・・なんだか私見られてませんか?」
真「ん?そうか?気のせいだろ。」
公(気のせいじゃないでしょ!明らかに睨まれてるでしょ!)
こちらを見る女子達に視線を向けると、ヒソヒソ話が始まった。
公「・・・あ、あの。私、飲み物買ってくるのでここで。」
真「ん?なんだ、喉乾いたのか?仕方ないやつだな。」
真田はカバンから水筒を出す。
真「これ、俺の特製ドリンクなんだ。もう一本あるからお前にやるよ。」
公「え!いや!それは!」
もう、全学年の女子達に見られてる気がする。
真「なんだいらないのか?」
公「あ、えっと。」
真「遠慮するな、ほら。」
グイッと渡す真田に受け取るしかない公子。
真「飲んだら台所に置いといてくれればいいから、じゃあまた後でな。」
台所という言葉にみんなのヒソヒソ話はヒソヒソとは言えないくらい大きくなった。
しかし真田は天然なのか気づかずに下駄箱へと向かっていった。