クラウド夢小説★完結★
□旅の始まり
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セ『どんな気分なんだ?久しぶりの故郷なんだろ?俺には故郷がないからわからないんだ。』
ク『ええと、両親は?』
セ『母の名はジェノバ。俺を生んですぐに死んだ。父は・・・ふふっ。俺はなにを話してるんだ。さぁ、行こうか。』
ニブルヘイムへ入るセフィロス達。
セ『魔晄路への出発は明朝。今日は早めに眠っておけ。』
ラ『はーい。』
セ『見張りは1人でいいからお前達も休んでおけよ。』
2人いる神羅兵に言うセフィロス。
セ『家族や知り合いと会って来ても構わないぞ。』
ラ『だってさ。クラウドの家ってどこなの?』
ク『そこの家さ。』
ラ『じゃあ、挨拶しなきゃね!』
ク『な、何でそうなるんだよ!』
ラ『いーじゃんいーじゃん!お世話してあげてるんだし。ほら行くよ!』
ラナはクラウドの腕を引っ張る。
ク『お、おい!』
ラ『なに?緊張してるの?』
ク『そ、そうじゃないけど。』
ラ『けど?』
ク『・・・なんて言えばいいんだ。』
ラ『え?』
ク『ラナの事・・・。』
ラ『・・・そりゃ上司って言えばいいじゃない!』
ク『そうじゃなくて!』
ラ『ほら!つべこべ言わずベル鳴らす!』
ク『・・・。』
ベルを鳴らすとクラウドの母親が出て来た。
ク『あの・・・。』
母『クラウド!?』
ク『・・・あぁ。』
母『おかえり!クラウド!』
ク『・・・ただいま、母さん。』
母親はラナに気がつく。
母『あらあら!そちらはどなた?』
ク『・・・ラナだ。』
母『ラナさん?』
ク『その・・・。』
ラ『はい!!クラウドくんの上司のラナです!』
ク『・・・。』
母『おやおやまぁまぁ!いつもクラウドがお世話になってます!』
母親はラナとクラウドを家にあげる。
母『どれどれ、晴れ姿母さんにもよーく見せておくれ。』
ジロジロクラウドを観察する母親。
母『そんなんじゃあれだね!女の子もほっとかないだろ?』
ク『・・・別に。』
ラ『確かにクラウドはカッコいいもんね!』
ク『なっ!』
顔を赤くするクラウド。
ラ『・・・あれ?へ、変なこと言っちゃったかな。』
ク『べ、別に・・・。』
母『・・・へぇ。』
ク『な、なんだよ!』
母親はラナの手を取り握手をする。
母『ラナさん!息子を・・・クラウドの事をよろしくお願いします!』
ラ『は、はい!』
そして2人はセフィロスが待つ宿屋に戻り、次の日を迎えた。