ぬ〜べ〜夢小説 ★完結★
□霊符師
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ぬ「うーん。」
ゆ「まぁ、ちゃっちゃか終わらせましょう!」
ぬ「・・・そうだな!2人でやればすぐ終わるか!」
2人はこの後出かける予定だったが、生徒達のテストを作る為、残業をすることになってしまった。
広「っち!テストだってよ!」
克「ぬ〜べ〜達も余計なもん作るよなー。」
ま「残業してまで作るものじゃないのら!!」
文句を言って歩いていると、怪しい中国人が現れる。
「私、君たちをお助けするよ!」
明らかに怪しい人物なのでシカトする生徒たち。
「ちょ、ちょっと待った!!君たちテストなんでしょう?私が助けるよ!」
そう言って懐から紙と筆を取り出し何かを書いていく。
そしてそのおふだを広の後頭部に貼る。
「そして、これを読んでみるね。」
広「お?おおおお!!」
克「なんだよ?どうした?」
広「すっげぇ!!答えが浮かび上がってきた!!」
どうやら広には問題集の空欄の答えが見えるようだ。
克「なんだって!!?」
「これは霊符と言うよ。」
すげーーと生徒達は自分にもくれと群がる。
郷「れ、霊符って・・・なんなの?」
「霊符とは中国の道教でつかうおふだの事よ。紙と文字自体に霊力があり、持っているだけでいろんな力を発揮する。なんでも思いのままあるよ!」
郷「へぇ。で、でもいいのかしら・・・。」
「ところで君たちにお願いがあるんだが・・・。」
中国はかけていたサングラスを外しながら言う。
ぬ「ふぅ。」
ゆ「一息つけましょうか!」
ぬ「ああ。」
そう言って2人は廊下に出る。
ぬ「な、なんだこれは!!!!」
ゆ「おふだ?」
貼っていたのは広達。
ぬ「おい!何をしている!」
広「え?何って。」
克「このおふだすごいんだぜ!」
ま「これで運気が上がるのだ!!」
ぬ「ばかもの!これは運気が上がるどころか、攻撃用のおふだだぞ!」
すると、声が聞こえる。
「天道晴明 地道安寧 雷神降臨!!」
すると、目の前のおふだからぬ〜べ〜と有希に強烈な電撃が放たれた。
ぬ「ぐぁぁぁぁあ!!」
ゆ「きゃぁぁ!」
2人は廊下に倒れる。
「初めまして、あんたが鵺野先生だね?」
そう言って現れたのは先ほど広達におふだを配った中国人。
「俺は霊符師、ヤン・カイルン。失礼だが、あんたと鬼の手のことだいぶ調べさせてもらったよ。」
広「な!!お前ぬ〜べ〜達の敵なのか!?」
郷「よくも騙したわね!」
生徒達は2人を助けようとヤンのいる場所へ走るが、止と書かれたおふだによって動きを封じられてしまう。
ぬ「な、なんの為に・・・こんなことを・・・。」
ヤ「俺はあんたの鬼の手をもらいに来たのさ!」
ぬ「なにぃ!」