ぬ〜べ〜夢小説 ★完結★
□眠鬼
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それは突然のことだった。
広しと克哉が校庭でキャッチボールをしていると突然空間に穴が開く。
広「ん?」
すると突然その空間が爆発する。
煙の中から声がする。
「おい。私のパンツを知らないか?」
その声の主はとても可愛らしい女の子で、広たちと差ほど年は離れていなさそうだった。
よくみると、その女の子はパンツを穿いてはいなかった。
広「おおおおお、お前!何でパンツ穿いててないんだ!!」
克「か、かわいい。」
「ん?そうそう。私の名前は眠鬼(みんき)。地獄から来た誇り高き戦士よ!亜空間を通ってきたら、物凄い高エネルギーの流れにぶつかってパンツが流されちゃったんだ。」
広「そ、そんなことより何か着てくれよ〜!」
克哉は鼻血を吹き出し倒れる。
その鼻血は眠鬼についてしまう。
眠「よ、よくも私に鼻血を噴きかけてくれたな!!」
眠鬼は鬼の手に力を込めて玉を作り出す。
広「あ、あれは!!」
克「鬼の手!!」
地獄から来たということはまさかと思う2人。
眠「死ねぇ!!!」
だが、眠鬼が作り出した妖力派は手の上で爆発。
自爆してしまった。
広「え。」
克「もしかして・・・おバカなのか?」
ぬ「ん?!」
ゆ「なんだ!この妖気は!!」
職員室から出ようとするが妖気はなくなってしまった。
ゆ「ぬ、鵺野先生・・・。」
ぬ「ああ。あの妖気は・・・。」
眠鬼はタオルを腰に巻いていた。
眠(やはり、鬼のパンツは妖力の源。あれがなきゃ上手く力が出せないんだわ。)
広「ほら、これで顔拭けよ。」
眠「あ、ありがと。ふん!礼は言わないよ!」
広「いや、もう言ったし。」
眠鬼は広からもらったタオルで顔を拭きながら考えた。
眠(今の私は人間並みの力しかない。正体を知られないようにしないと・・・。」
広「なぁお前、鬼だろ?人間界に何しに来たんだよ。」
眠「えっ!」
克哉と広にはバレてしまったようだ。
克「もしかして地獄から追い出されたのか?」
広「はは!自爆するようなやつだもんなー!」
眠「く、くそ!パンツさえあれば・・・。」
広「まぁ、悪いやつじゃなさそうしお前のパンツ一緒に探してやるよ!」
そして、3人でパンツを探すことにした。
広「パンツと言えば・・・。」
克「やっぱここだよなー。」
広たちは女子更衣室の前に立っていた。
広「おい!6年生が着替えてんぞ!」
克「さすが6年生!ええ乳しとんのぅ。」
すると眠鬼が大きな声で言う。
眠「おいこら!なんで私がデバガメみたいな事をしなくちゃならないのよ!!」
克「しっ!声が大きい!」
広「ひょっとしたら誰かが拾って穿いてるかもしれないだろ!」
眠「・・・。」
すると、後ろから声がする。
「キャー!みんな!!更衣室覗かれてるわよー!」
広「ま、まずい!」
しかし、時すでに遅し。
女子生徒たちにボコボコにされてしまった。
眠「くそ!お前らのせいだぞ!」
克「だから、だれか穿いてるかもしんないだろ!」
眠「ま、まぁ。可能性はなくもない。よし!」
眠鬼は鬼の手を天に掲げ光を生み出す。
広「な、なにすんだよ。」
眠「みんなにパンツ一丁になってもらうのさ!」
ピカッと光ると広と克哉はパンツ一丁になってしまった。
広「お、俺たちは男だぞ!」
克「いやん、えっちー!」
すると眠鬼はパンツを探しに行ってしまった。