ぬ〜べ〜夢小説 ★完結★

□眠鬼
1ページ/10ページ

それは突然のことだった。

広しと克哉が校庭でキャッチボールをしていると突然空間に穴が開く。

広「ん?」

すると突然その空間が爆発する。

煙の中から声がする。

「おい。私のパンツを知らないか?」

その声の主はとても可愛らしい女の子で、広たちと差ほど年は離れていなさそうだった。

よくみると、その女の子はパンツを穿いてはいなかった。

広「おおおおお、お前!何でパンツ穿いててないんだ!!」

克「か、かわいい。」

「ん?そうそう。私の名前は眠鬼(みんき)。地獄から来た誇り高き戦士よ!亜空間を通ってきたら、物凄い高エネルギーの流れにぶつかってパンツが流されちゃったんだ。」

広「そ、そんなことより何か着てくれよ〜!」

克哉は鼻血を吹き出し倒れる。

その鼻血は眠鬼についてしまう。

眠「よ、よくも私に鼻血を噴きかけてくれたな!!」

眠鬼は鬼の手に力を込めて玉を作り出す。

広「あ、あれは!!」

克「鬼の手!!」

地獄から来たということはまさかと思う2人。

眠「死ねぇ!!!」

だが、眠鬼が作り出した妖力派は手の上で爆発。

自爆してしまった。

広「え。」

克「もしかして・・・おバカなのか?」





ぬ「ん?!」

ゆ「なんだ!この妖気は!!」

職員室から出ようとするが妖気はなくなってしまった。

ゆ「ぬ、鵺野先生・・・。」

ぬ「ああ。あの妖気は・・・。」


眠鬼はタオルを腰に巻いていた。

眠(やはり、鬼のパンツは妖力の源。あれがなきゃ上手く力が出せないんだわ。)

広「ほら、これで顔拭けよ。」

眠「あ、ありがと。ふん!礼は言わないよ!」

広「いや、もう言ったし。」

眠鬼は広からもらったタオルで顔を拭きながら考えた。

眠(今の私は人間並みの力しかない。正体を知られないようにしないと・・・。」

広「なぁお前、鬼だろ?人間界に何しに来たんだよ。」

眠「えっ!」

克哉と広にはバレてしまったようだ。

克「もしかして地獄から追い出されたのか?」

広「はは!自爆するようなやつだもんなー!」

眠「く、くそ!パンツさえあれば・・・。」

広「まぁ、悪いやつじゃなさそうしお前のパンツ一緒に探してやるよ!」

そして、3人でパンツを探すことにした。

広「パンツと言えば・・・。」

克「やっぱここだよなー。」

広たちは女子更衣室の前に立っていた。

広「おい!6年生が着替えてんぞ!」

克「さすが6年生!ええ乳しとんのぅ。」

すると眠鬼が大きな声で言う。

眠「おいこら!なんで私がデバガメみたいな事をしなくちゃならないのよ!!」

克「しっ!声が大きい!」

広「ひょっとしたら誰かが拾って穿いてるかもしれないだろ!」

眠「・・・。」

すると、後ろから声がする。

「キャー!みんな!!更衣室覗かれてるわよー!」

広「ま、まずい!」

しかし、時すでに遅し。

女子生徒たちにボコボコにされてしまった。

眠「くそ!お前らのせいだぞ!」

克「だから、だれか穿いてるかもしんないだろ!」

眠「ま、まぁ。可能性はなくもない。よし!」

眠鬼は鬼の手を天に掲げ光を生み出す。

広「な、なにすんだよ。」

眠「みんなにパンツ一丁になってもらうのさ!」

ピカッと光ると広と克哉はパンツ一丁になってしまった。

広「お、俺たちは男だぞ!」

克「いやん、えっちー!」

すると眠鬼はパンツを探しに行ってしまった。
次へ
前の章へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ