ぬ〜べ〜夢小説 ★完結★

□巨大怪魚
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広「おーい!ぬ〜べ〜に言われた通りありったけのネット持ってきたぞ!」

広と郷子はバトミントンやテニスなどで使う網を持ってきた。

ぬ「おお!ありがとう。」

ゆ「これで何をするんですか?」

ぬ「あいつを引き上げるんですよ。」

そう言って網に霊力を封じ込める。

玉「なるほど、霊力を封じ込めれば霊体を捕まえることができる。考えましたね。」

広「けどよ、霊霧魚は無敵なんだろ?」

玉「それは大丈夫。霊霧魚は深海魚の妖怪で、太陽には弱いのです。太陽の光を浴びせれば奴は再生能力を失う。」

ゆ「じゃあ、さっそくその網を使って引き上げましょう!!」

ぬ「ええ。宮田先生は子供たちと一緒に網を引き上げてください!」

ゆ「わかりました!」

ぬ〜べ〜は霊霧魚が眠っている間に反対側へ行き網を結びつける。

郷「でも、私たちの力であんな大きなの引き上げられるのかしら。」

玉「奴は霊体。重さなどない。」

すると、ぬ〜べ〜は引き上げろと合図をする。

ゆ「せーの!」

有希の掛け声に合わせて網を引く生徒たち。

すると、霊霧魚は引き上がり夕日の光に煙を出して苦しみだす。

広「やったぜ!!」

すると、霊霧魚は怒ったのか校舎を攻撃してくる。

郷「きゃーーー!」

広「や、やめろー!」

生徒たちは怯える。

美「有希先生助けてー!」

克「ぬ〜べ〜!」

ゆ「やめなさい!!生徒たちには指一本触れさせません!!」

ぬ「俺の生徒に・・・手を出すな!!!!」

有希とぬ〜べ〜はどんどん霊力をあげていく。

玉「おお。これだ!」

そして、有希は校舎全体をバリアで囲む。

その間にぬ〜べ〜がとどめを刺そうとするが、霊霧魚は網を食いちぎり霧の中へと戻ってしまう。

郷「ぬ〜べ〜!!」

克「霊霧魚は霧の中じゃ無敵なんだろ!?」

美「ぬ〜べ〜が死んじゃう!」

ゆ「大丈夫よ。鵺野先生は私が助ける!」

すると、再び有希の霊力はあがっていき校庭へ飛び降りる。

広「あ!有希先生!」

ゆ「鵺野先生!!」

ぬ「宮田先生!なんでそこに!」

ゆ「私が光で霊霧魚を追い出します。その間に、鬼の手で!!」

ぬ「わかりました!!」

ゆ「宇宙天地 與我力量 降伏群魔 迎来曙光 吾人左手 所封百鬼 尊我号令 只在此刻。」

有希はお経を唱えて霧の中でどんどん光を放つ。

ぬ「いいぞ!」

霊霧魚は驚きどんどん居場所をなくしていく。

そして、とどめに光で弓矢を作り出し、矢で霊霧魚のお腹を刺す。

霊霧魚の雄叫びと同時に霧から出てくる。

郷「出てきた!!!!」

そしてぬ〜べ〜は霊霧魚にとどめを刺す。

広「やったぜーーー!」

晶たちの背中にあった卵は消えていった。

玉「素晴らしい。お2人の力、見せてもらいましたよ。」

生徒たちは校舎から飛び出る。

「ぬ〜べ〜!有希先生!」

ゆ「あ!みんな!」

ぬ「みんな無事か!!」

その走ってくる子たちの中には卵を植えつけられた子もいた。

晶「ぬ〜べ〜!有希先生!ありがとう!!」

ま「2人は命の恩人なのら!」

わいわいと2人の周りに集まる生徒たちを見て玉藻は何かを考えているようだ。

玉「詳しいことは結局わからずじまいか。」

ぬ「なんだ、これを見てもわからないのか玉藻。」

玉「これ?」

すると、美樹が玉藻に言う。

美「玉藻先生もありがとう!先生の知識がなかったら、必勝法がわからなかったかもしれないもの!」

克「そうだぜ!!さすが物知りな玉藻先生!」

ま「ありがとうなのら!!」

玉「なっ。こんなもの・・・何が。」

ゆ「ふふ。そのうちわかりますよ。」

ニッコリ笑う有希を見る玉藻。

玉「・・・。」
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