ぬ〜べ〜夢小説 ★完結★
□恋心
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ゆ「鵺野先生も火傷しているじゃないですか!」
有希はぬ〜べ〜の背中を見て言う。
ぬ「あ、こんなのツバつけとけば治りますよ。」
ゆ「ダメです!!」
そう言って慌ててヒーリングをかける。
ぬ「・・・ありがとうございます。」
そして、病院に着く。
ぬ「さぁ。病院に着きました・・・あれ?」
ゆ「どうしたんですか?」
ぬ「宮田先生。火傷が・・・。」
さっきまであった火傷が綺麗さっぱり無くなっていた。
ゆ「あれ?」
ぬ「そうか・・・そういうことか!」
ゆ「はい?」
ぬ「宮田先生。あなたは自分にヒーリングがかけられないですよね?」
ゆ「え?は、はい。」
ぬ「それは自己治癒能力があるからですよ!」
ゆ「自己治癒能力?」
ぬ「そう、ヒーリングより凄いことですよ!これを鍛えれば、もし刺されたとしてもすぐに傷が塞がります!いやーどこかにいるとは聞いていたけど、まさか宮田先生にそんな能力があるとは!」
ゆ「は、はぁ。」
ぬ「今度からはその事を視野に修行をしましょうか!」
ゆ「はい!!」
ぬ〜べ〜はハッと気がつく。
ぬ「あ、すみません。そんな話ばかりで・・・。」
ゆ「ふふ。全然大丈夫です。」
ニッコリと笑う有希にドキドキするぬ〜べ〜。
ぬ「あ、あの。宮田先生。」
ゆ「はい?」
ぬ「そ、その。俺・・・こういう事、慣れてなくて・・・。」
ゆ「はい?」
ぬ「なんて言えばいいか・・・その、俺が・・・本当に・・・好きなのは・・・宮田先生・・・です。」
ゆ「・・・え?」
ぬ「俺は・・・宮田先生の事が・・・好きです!」
ゆ「ぬ、鵺野先生・・・。」
ぬ「ダメ・・・ですか?」
ゆ「・・・。」
ぬ「宮田先生?」
ゆ「私も・・・好きです。」
有希はぬ〜べ〜に抱きつく。
ゆ「私も!鵺野先生が好きです!!」
ぬ「宮田先生・・・。」
ぬ〜べ〜は有希を抱きしめる。
有希の目からは涙が溢れていた。
玉「おやおや、久しぶりに戻ってきたというのに・・・まぁいい。明日が楽しみですよ鵺野先生。有希先生。」
そう言ってどこかへ消えていく玉藻。