ぬ〜べ〜夢小説 ★完結★
□妖狐
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有希は1日安静にすることにした。
そして、夕方ごろ誰かが有希のベッドまでやってくる。
玉「有希先生、お怪我の具合はいかがですか?」
ゆ「な!玉藻先生!!あなた、生きてたの!?」
玉「鵺野先生と同じことを言うのですね。」
ゆ「鵺野先生は!?広くんに何もしてないでしょうね!?」
玉「この通り、私は鵺野先生に敗れました。」
玉藻の白衣の下から見えたのは傷ついた体だった。
玉「私は、鵺野先生の霊力に興味が湧いた。広くん達を守るためどんどん霊力があがり、私の最大級の火輪尾の術さえ消し去った。」
ゆ「え!鵺野先生は、生徒たちは無事なの?!」
玉「生徒達は鵺野先生が見事に守り抜きましたよ。彼は火傷を負いましたが。」
ゆ「なっ!なんてことを!!」
玉「ほう、やはりあなたもですか。」
有希の霊力はどんどん上がっていった。
玉「あなた方2人はとても興味深い。私が倒すまで死なないでくださいね。アディオス、有希先生。」
そう言って帰ってしまう。
ゆ「待ちなさい!!」
追いかけるとそこには椅子に座る広と郷子の姿があった。
広「あ!有希先生!」
郷「もう、動いて大丈夫なの?」
ゆ「あ、2人とも玉藻先生にやられたんでしょう?!怪我はないの?!」
広「え?お、おう。」
郷「ぬ〜べ〜が守ってくれたから。でも、なんで知ってるの?」
ゆ「さっきまでここにいたの。」
広「玉藻が!?」
郷「何しに来たの?!」
ゆ「特に何もされてはいないけど・・・鵺野先生と私の霊力に興味が湧いたって。」
広「ああ!確かに言ってたな!」
ゆ「それより、なんでここにいるの?」
郷「あ、ぬ〜べ〜がひどい火傷で・・・。」
広「あ!来た!」
ぬ「やーやー。すまんな。」
郷「すまんなって、もう大丈夫なの?」
ぬ「平気平気!あ、宮田先生!もう大丈夫なんですか?」
ゆ「私は、もう大丈夫ですけど・・・鵺野先生、私が治します!!!」
ぬ「あ!いいんです!頼ってばかりじゃあれですから。」
ゆ「でも!」
ぬ「それに霊力を使いすぎると体に悪いですよ。」
ゆ「・・・わかりました。で、でも辛くなったらいってくださいね!」
ぬ「ありがとうございます。」
その2人を見ていた広と郷子。
郷「やっぱりお似合いよねー!」
広「とうとうぬ〜べ〜にも春が来たのか。」
ウンウンと頷く広。
ぬ「ば、馬鹿なことを言うな!!!!」
そう言って広を追いかける。
郷「ねえ、有希先生!先生はぬ〜べ〜の事どう思ってるの?」
ゆ「え?!わ、私?」
顔が赤くなる有希。
ゆ「か、からかわないでよ郷子ちゃん!!」
郷「有希先生可愛いー!」
ゆ「もう!!」