ぬ〜べ〜夢小説 ★完結★

□霊感
1ページ/6ページ

ぬ「うへー!遅刻遅刻!」

門を飛び越え、ガラッと職員室のドアを開けると知らない女性が校長の隣に立っていた。

校「鵺野くん、また遅刻かね。」

ぬ「す、すみません。」

校「まったく。では、仕切り直して・・・今日からこの童守小で働くことになった『宮田 有希』くんだ。さぁ、宮田くん。みんなに挨拶を。」

ゆ「はい!今日からお世話になります。宮田 有希です!生徒たちの小学校生活を有意義なものにしたいと思っています。よろしくお願いします!」

パチパチと拍手がなる。

校「それじゃあ、鵺野くん。君のクラスに副担任として入ってもらうから。」

ぬ「え?!5年3組にですか?」

校「前に何度も言ったと思うんだがね。」

校長はやれやれと呆れる。

ぬ「あ!そうでしたそうでした!あははは!」

校「・・・はぁ。じゃあ、ちょっと頼りないかもしれないが、頑張ってくれたまえ。」

ゆ「はい!」

そう言ってぬ〜べ〜の向かいの席に座る。

ゆ「鵺野先生。よろしくお願いします!」

ぬ「は、はい。こちらこそよろしく。」

校「それではみなさん、今日も一日よろしくお願いします。」

「よろしくお願いします!」

そう言って朝の打ち合わせは終わった。

リ「鵺野先生。もう少し気を張ったらいかがですか?」

ぬ「リツコ先生・・・面目ない。」

リ「あ、私は高橋律子です。5年2組を担当してます。よろしくね。」

ゆ「あ!はい!よろしくお願いします!」

リ「ふふ。鵺野先生に聞いてもわからないことがあれば、私に聞いてね。」

ゆ「はい!」

そう言うと先に教室へ向かう。

ぬ「はぁ。リツコ先生にカッコ悪いところ見られた・・・。」

ゆ「あ、あのぉ。」

ぬ「あ!ごめんごめん!さぁ、俺たちも行こうか。」

ゆ「はい!」

そして、先にぬ〜べ〜だけ教室に入る。

ぬ「ほら!席に座れー!チャイム鳴ってるぞー!」

「きりーつ!気を付け!礼!」

「おはよーございまーす。」

ぬ「はい、おはよう。お前たち!今日はいいニュースがあるぞ!」

広「なになに?」

郷「どうせ100円拾ったとかそう言うことでしょ?」

ぬ「そんなんじゃない!宮田先生!どうぞ!」

前から入ってきたのは若くて美しい女性だった。

ぬ「今日から5年3組で一緒に勉強を教えてもらうことになった、宮田 有希先生だ。」

ゆ「み、みなさん!よろしくお願いします!」

広「うっひょー!先生可愛い!」

克「おお!めっちゃ可愛い!」

美「まぁ、この美樹ちゃんよりは下でしょうけど!」

郷「あんたは胸だけでしょ!」

美「言ったわねー!」

ぬ「ほらほら、静かに!では、宮田先生。出席を取ってもらえますか?」

ゆ「はい!えっと、それじゃあ・・・稲葉郷子さん!」

郷「はい!」

どんどん名前を呼んでいく。

ぬ「よし、みんないるな。じゃあ、朝会は終わり。」

すると、生徒たちは有希の周りに集まる。

広「ねえねえ、先生!彼氏とかいるの?」

ゆ「え?」

ぬ「これ!そんなこと聞くんじゃない!」

広「だって気になるじゃんかー!」

ゆ「ふふっいませんよ。出来たらいいなぁ。」

郷「先生ならすぐ出来るって!」

ゆ「そうかなぁ。」

美「ちょっと、なに聞き耳立ててるのよやらしー!」

美樹はぬ〜べ〜に言った。

ぬ「な、き、聞き耳など立ててない!」

美「若い先生の恋人なしありが気になるのはわかるけど、ぬ〜べ〜には無理無理。月とスッポンというより、ダイヤとミジンコね。」

ぬ「美樹!お前ってやつは!」

ゆ「ぬ〜べ〜?」

ま「ぬ〜べ〜って言うのは先生のことなのら!」

ゆ「ああ。鵺野先生だからぬ〜べ〜なのね?」

郷「そうそう!それでね!ぬ〜べ〜には特別な」

ぬ「おい!いいからお前たちは授業の準備をしとけ!行きましょうか、宮田先生。」

ゆ「あ、はい。じゃあ、みんなまた後でね。」

そう言って郷子の頭を撫でる。
次へ
前の章へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ