スコール夢小説★完結★

□記憶
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スコールが目を開けると、先ほどの薄暗い空とひび割れた地面と一緒にベリンダが見えた。

べ「スコール!!」

ス「・・・。」

べ「全然帰ってこないから・・・心配したでしょ。」

ス「・・・ベリンダ?」

スコールは全てを思い出した。

仲間との絆。

ベリンダへの愛。

そして、ベリンダとの約束。

スコールは急いで起き上がり、ベリンダを抱きしめた。

すると、あたり一面花畑になっていった。

ス「・・・ベリンダ。俺は、ベリンダが好きだ。」

べ「・・・うん。」

ベリンダはスコールを抱きしめ返し、涙を流す。

ス「ずっとずっと・・・好きだった。」

スコールも涙を流した。

ス「もう、絶対に忘れたりしない。絶対に離さない!」

べ「・・・うん。」

ス「・・・ずっと、俺のそばにいてくれ。」

べ「・・・当たり前でしょ。私も子供の頃からずっと好きだったんだから!」

ス「・・・。」

べ「もう、離れたくない。もう、気持ちを隠したくない。」

ス「ベリンダ・・・。」

べ「好きよ・・・スコール。」

スコールはベリンダの頭を優しく撫でる。

するとそこに。

ゼ「おーい!!!」

その声に2人は抱き合うのをやめ、声のする方へ向く。

セ「ちょっと!邪魔したらダメでしょ!」

ゼ「え!?あ!マジだヤベェ。」

ア「あーあー。ゼルのおっちょこちょいは治らないねぇ。」

ゼ「おっちょこちょいって言うな!」

サ「じゃあ、なんて言うんだ?馬鹿か?」

ゼ「なんだと!?」

キ「やめなさいって!」

リ「あはは!!」

ス「みんな・・・。」

ベリンダは立ち上がり、スコールに手を差し伸べる。

べ「・・・帰ろう、スコール。」

ス「・・・あぁ!」

スコールはベリンダの手を取り立ち上がった。

立ち上がるスコールにみんなも駆け寄ってくる。

ゼ「遅ぇんだよスコール!」

ス「・・・悪かった。」

セ「絶対に帰ろうって言ってた人が一番遅いぞー!」

ア「もしかして、途中で僕たちの事忘れてたー?」

ス「そ、それは・・・。」

サ「頼りねぇリーダー様だな。」

キ「まぁ、こうやって帰ってきたんだからいいじゃない。」

リ「そうだね!」

みんなは笑い合い歩いていく。

スコールも笑顔で笑っていた。

べ「スコール。」

ス「ん?」

べ「・・・おかえり。」

スコールはベリンダを見て微笑む。

ス「ただいま。」

ベリンダも優しく微笑んだ。
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