スコール夢小説★完結★

□記憶
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ス「うっ。」

スコールが目を覚ますと黒い空間にいた。

ス「ここは・・・。」

『スコール!どこに行くの!』

どこからか声が聞こえてくる。

ス(どこだ・・・。)

すると幼いスコールが走ってくる。

ス『おねぇちゃんを探すんだ!』

イ『スコール!』

そこに来たのは若い頃のママ先生だ。

すると、風景は次第にイデアの家になっていった。

イ「すいません。小さな男の子が来ませんでしたか?」

スコールに話しかけてくるイデア。

ス「心配しなくても大丈夫。結局あの子はどこへも行けないんだ。」

イ「ふふふ。私もね、そう思うわ。彼には素敵なガールフレンドがいるから、置いていくわけにはいかないもの。」

するとそこにアルティミシアがやってくる。

ス「生きていたのか!?」

イ「・・・魔女ね?」

ス「そうですママ先生。俺たちが倒したはずなのに。」

イ「大丈夫、もう戦う必要はありません。その魔女は力を継承する相手を探しているだけ。」

ス「・・・。」

イ「魔女は力を持ったまま死ねません。私も・・・魔女だからわかります。私が引き受けましょう。子供達を魔女にしたくありません。」

そう言ってアルティミシアの方へ歩き出すイデア。

ス「ママ先生!」

アルティミシア の体は光だし、イデアの中へ入っていった。

その場に膝をつくイデア。

スコールは駆け寄る。

イ「これで、終わりかしら?」

ス「・・・おそらく。」

イ「あなたは私をママ先生と呼んだ。あなたは誰?」

ス「SeeD。バラムガーデンのSeeD。」

イデアは何のことを言っているのかわからないようだ。

ス「ガーデンもSeeDもママ先生が考えた。ガーデンはSeeDを育てる。SeeDは魔女を倒す。」

イ「あなたは・・・あの子の未来ね?」

ス「ママ先生。」

すると、幼いベリンダがやってくる。

べ「ママ先生ー!スコールがどこにいるか知らな・・・お兄ちゃんだぁれ?」

スコールはしゃがむ。

ス「あの子なら、おねぇちゃんを探すんだって言ってどこかへ行ってしまったよ。」

べ「もぅ!またおねぇちゃんのことばっかり!!」

ス「でもね本当は、そう言えば君に慰めてもらえると思って言ってるんだよ。」

べ「え?」

ス「優しく慰めてもらえるから・・・それに甘えてるんだ。」

べ「そうなの?」

ス「あぁ。」

べ「・・・そっか。スコール甘えんぼなんだ!」

そういうベリンダの頭を撫でる。

ス「スコール君のことよろしくね。」

べ「うん!」

ベリンダは幼いスコールを探しに行った。

イ「さぁ、帰ってちょうだい。ここはあなたの場所じゃない。」

すると、今度は幼いスコールが帰ってきた。

ス(幼)「ベリンダー!おねぇちゃんがいないよー!」

イ「ベリンダならスコールを探しに行きましたよ。」

ス(幼)「・・・お兄ちゃんだぁれ?」

イ「あなたは何も知らなくていいのよ。」

イデアは幼いスコールの頭を撫でる。

イ「帰る場所わかってるの?ひとりで大丈夫?」

スコールは敬礼をする。

ス(大丈夫だよ、ママ先生。)

すると再び黒い空間へ戻っていった。

ス(俺は一人じゃないから。)
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