スコール夢小説★完結★

□告白
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ゼ「ここが俺たちの孤児院だ!」

セ「もうボロボロだけどねー。」

リ「・・・ここでみんな過ごしてたんだね。」

少し歩くと綺麗な花畑がみえた。

べ「あっ。」

ス「この花・・・。」

ゼ「お!懐かしいな!」

セ「あー!このお花!」

そう。

その花は、スコールが子供の頃にベリンダに告白するため摘んできた花だ。

ア「・・・。」

キ「・・・私ママ先生と話してこようかな。」

セ「あ!私もー!」

2人はママ先生の元へ歩いていく。

ゼ「じゃあ、俺はシド学園長と話してくっかな!最近会ってないし!」

ゼルも歩いて行った。

ア「・・・ベリンダ。」

べ「ん?」

ア「あっちでちょっと話さない?」

ベリンダはスコールをチラッと見るがうんと返事をしてついて行ってしまう。

ス「・・・。」

リ「ねぇ、スコール。」

ス「・・・どうした。」

リノアは首にかかっていた指輪をスコールに渡す。

リ「これ・・・返すね。」

ス「・・・あ、あぁ。」

リ「あと、これも。」

もう一つ同じ指輪を渡す。

ゼルが作ったものだ。

リ「・・・勝手なことしてごめんね。本当はエスタに連れて行かれそうになったとき、返そうと思ったんだけど・・・いざその時が来ると返せなかった。」

ス「・・・。」

リ「私・・・ベリンダに負けたくなかった。」

ス「・・・。」

リ「少し勝ってきたかな〜?なんて思ってた時もあったけど、全然そんなことなくて。スコールの頭の中はベリンダでいっぱいだった。」

ス「・・・ごめん。」

リ「・・・謝らないでよ。なんか辛いなぁ。」

ス「・・・。」

リ「ねぇ。ちゃんと答えてほしい。」

リノアはスコールをじっと見る。

リ「私、スコールの事好き。誰にも負けないくらい。」

ス「リノア・・・。」

リ「・・・。」

ス「・・・俺には・・・他に好きな人がいる。」

リ「・・・。」

ス「だから、いい返事は出せそうにない。」

リ「・・・うん。」

ス「俺は・・・ベリンダが好きなんだ。」

リ「・・・わかった。」

ス「でも俺は、リノアの事・・・アルティミシアから必ず助けてみせる。」

リ「え?」

ス「魔女になろうとなんだろうと、リノアにはみんなのそばにいて欲しいんだ。」

リ「スコール・・・。」

ス「それに、後悔したくない。」

リ「・・・ずるいよ。」

リノアはスコールに抱きつく。

リ「・・・抱きつくのは、これでおしまい。」

ス「・・・。」

スコールもリノアを抱きしめ返した。

リ「・・・ほら!アーヴァインの所行ってきなよ!」

ぐいっとスコールを離す。

リ「あいつの事だから何するかわからないよ〜?」

ス「・・・あぁ。」

スコールは急いでベリンダの元へ向かった。

リ「・・・頑張れ、スコール。」
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