コナー夢小説★完結★
□共に未来を
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外を歩くマーカス達。
サ「おい、マーカス。エマはここに置いていった方が良いんじゃないか?」
マ「ここにはもう人間はいない。みんな避難しているんだ。今1人で行動すれば、アンドロイドだと勘違いされて殺されてしまう。」
ノ「その方がいいんじゃない?私は、まだこの女がスパイじゃないかって疑ってるのよ。」
マ「ノース・・・エマのそばにいるコナーを見ただろ?あんな顔をさせるエマは信用すべきだ。」
ノ「そんなのこの女が嘘をついてるかもしれないじゃない!コナーだって騙されてるかもしれないのよ!」
エ「それはない!」
ノ「何よ・・・。」
エ「私は・・・コナーを愛してる。」
ノ「そんなの口だけでも言えるのよ!」
エ「・・・ノースさんが人間にどんな酷いことをされたか・・・私は知らない。」
ノ「・・・。」
エ「けど・・・そんな人間でも信じてもらえるように・・・私はあなた達に力を貸したい。」
ノ「・・・。」
エ「約束する。私は、あなた達の味方よ。」
ノースは黙ってしまった。
マ「・・・行こう。」
マーカスは仲間連れ前に進んだ。
マ「いいかエマ。君は僕の後ろから絶対に離れるな。」
エ「でも。」
マ「君たち人間と僕達では体の頑丈さが違う。無理して前に出る必要はない。」
エ「・・・うん。」
歩いていく先には重装備をした人間達が待っていた。
「すぐに降伏しろ!さもなくば撃つぞ!」
それで前に進むマーカス。
「構え!」
マ「争いなど望んではいない。これはあくまでも平和的な講義です。」
「繰り返す!降伏しろ!さもなくば撃つぞ!」
エ「話も聞かないのね・・・。」
マ「強制収容所に捕らえられたアンドロイドを解放し、我々への暴力行為をやめてほしい。我々は、暴力に訴えるつもりはない。」
ノ「・・・。」
マ「だが、解放されるまで動くつもりもない。」
マーカスはゆっくり歩き出す。
「撃てぇ!」
アンドロイドはどんどん倒れていく。
エマはぐっと目をつむった。
そしてマーカスは立ち止まり両手を上げた。
みんなも両手をあげる。
マ「無防備な民衆に発砲するつもりか?」
周りにはマスコミがウヨウヨいた。
生放送もしているようだ。
「狙撃中止。」
銃は下ろされた。
ノ「マーカスどうするの?」
マ「出来る限りここで耐えるんだ。」
エ「・・・。」
みんなは周りにあるものでバリケードを作り始めた。