コナー夢小説★完結★

□人間とアンドロイド
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ある日、それは突然起きた。

「おい!何だこれは!」

署のみんなはテレビに釘づけだ。

エ「ん?」

エマ達もテレビを観る。

「あなた方は私達機械を奴隷に仕立て上げた。賢くて従順で、己の意思がない奴隷にです。」

エ「これはアンドロイド!」

ハ「放送局を乗っ取ったのか・・・行くぞ!!」

エ「はい!」

エマ達は急いで放送局へと向かった。

アンドロイドに自由をとそのアンドロイドは放送を続ける。

エマ達が放送局へついた頃にはそのアンドロイド達の姿はなかった。

現場にはFBIまで来ていた。

エ「・・・誰も殺してないですって・・・。」

「はい。奴らは放送後、屋上から飛び降りパラシュートで逃げていきました。」

エ「・・・アンドロイドからの・・・メッセージ。」

エマの心はとても痛くなった。

コナーは放送された映像をみる。

エ「rA9・・・彼がそうなの?」

コ「rA9がアンドロイドを解放する。このアンドロイドの目的と一致します。」

分析を始めるコナー。

ハ「・・・何かわかったか?」

コ「型番とシリアル番号はわかりました。」

ハ「他には?」

コ「・・・いえ、なにも。」

様子がおかしいコナーだが、ハンクはなにも言わなかった。

違う場所を調べるコナー。

コ「不法侵入じゃない?」

「その形跡は見られなかったな。」

コ「廊下にカメラがあります。それを見て従業員が気づくはずでしょう。」

そのカメラを見ていたのはアンドロイドだった。

「局のアンドロイドならキッチンにいますよ。」

コナーは1人キッチンへと向かった。

エ「アンダーソン警部補。コナーは・・・。」

ハ「あぁ。何かを隠してるな・・・。」

2人は映像を見返すがなにを隠しているのか全くわからない。

その時キッチンからカランと小さな音がする。

エ「ん?」

不審に思ったエマはキッチンへと向かう。

すると、アンドロイドが出てきた。

エ「待ちなさい。誰の許可をもらって動いているの?」

「RK800型に許可をもらいました。」

RK800型とはコナーの事だ。

エ「そう。」

するとキッチンの方から声が聞こえる。

コ「・・・さん・・・エマさん・・・!」

エ「コナー?」

エマがキッチンへ向かうとお腹からブルーブラッドを流したコナーがいた。

エ「コナー!!!」

コナーの手はナイフで刺され、身動きが取れなくなっていた。

エマは急いでナイフを抜く。

コ「そこの・・・部品を・・・。」

エマは落ちている部品をコナーに渡す。

受け取ったコナーは自分の体に戻し、何とか立ち上がる。

エ「大丈夫コナー!?」

コ「・・・はい。急いで奴を追いかけないと!」

コナーは先ほどのアンドロイドを追いかけた。

コ「変異体だ!止めろ!」

しかしそのアンドロイドは近くにいた男からマシンガンを奪いこちらに構えた。

このままでは皆殺しだ。

コナーは近くにいる男から拳銃を奪い、アンドロイドを撃った。

静かに、機能停止してしまった。

ハ「お見事だなコナー・・・。」

コ「生け捕りにしたかった。」

ハ「人間を救ったんだ・・・俺の命もな。」

エ「コナー・・・。」

その声に振り返ると目を潤ませるエマが立っていた。

エ「傷は?もう痛くないの?」

コ「・・・はい。もう大丈夫です・・・あなたに助けられました。」

エ「・・・よかった。」

一筋の涙を流すエマ。

コナーはエマのもとへ歩き、指で涙を拭き取る。

コ「泣かないでください・・・その・・・心配させて・・・申し訳ありません。」

エマはギュッとコナーに抱きついた。

コナーは優しくエマの頭を撫でた。

ハ「・・・おい、屋上はどうなってる。案内しろ。」

近くにいた捜査員に話しかけるハンク。

「は、はい!ただいま!」

ハンクは捜査員の後をついて行った。
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