コナー夢小説★完結★

□変異体
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どうやらアンドロイドは近所の店で金を盗んでどこかへ逃げて行ったようだ。

近くのモーテルに聞き込みをする。

ハ「昨夜、アンドロイドが近所の店から金を盗んだんだが、何か見てないか?」

「アンドロイド?うちはアンドロイドお断りだ。」

しかし、アンドロイドの写真を見せると顔色を変える。

「くそっ。おかしいと思ったんだよ。」

どうやら昨夜ここに来たらしい。

普通の服を着ていたため気がつかなかったというのだ。

28号室にいるとの事なので、3人は急いで部屋に向かった。

ハ「お前は車で待ってろ。」

コ「警部補!私はあなたよりアンドロイドに詳しいんですよ。」

ハ「いいか、俺に口答えするな。機械は黙って命令に従ってればいいんだよ。」

コ「任務を完了させたいだけです。何か不満でもおありですか!」

エ「あー!もう!今は喧嘩してる場合じゃないでしょう!早く28号室へ向かいましょう!」

ハ「・・・っち。」

28号室へ向かい、ドアを開けるが誰も見当たらない。

エ「逃げられたようですね。」

ハ「逃げ足はえーやつだな。」

コ「まだこの近くにいるはずです。」

コナーは周辺を探し出した。

エ「ん?」

女の子を連れる女性が目に入る。

少しブカブカの服を着て、辺りを警戒しているように見えた。

エ「・・・あの人。」

エマはその人から目を離さないように無線機で知らせる。

エ「アンダーソン警部補。怪しい女性を発見しました。」

ハ「何?どこにいる!」

エ「すぐ近くです。駅に向かっている女の子を連れた女性です。」

コナーは急いで道路に出て、その女性を分析する。

コ「いた。変異体だ!」

コナーもアンドロイドを追いかける。

すると、異変に気がついたアンドロイドは子供を連れてダッシュで逃げた。

エ「あ!」

コ「待て!」

コナーはものすごい勢いで追いかける。

エマも必死に追いかける。

エ「ハァハァ。」

高い金網の向こう側にアンドロイドは立っていた。

コ「・・・。」

そこに来た警察官はアンドロイドを撃とうとする。

コ「撃つな!殺しちゃダメだ!」

その隙に、アンドロイドは女の子を連れて高速道路の方へと逃げてしまった。

エ「あの2人高速道路の方へ!」

ハ「ハァ・・・ハァ。」

ハンクもようやく追いついた。

2人はたくさん走る車をなんとか避け、真ん中までたどり着く。

コナーは金網を登ろうとする。

ハ「おい!何やってんだ!」

コ「逃すわけには!」

ハ「平気だ。どうせ反対側へは行けない。」

コ「僕は追いかけます!」

ハ「何してんだ!お前死んじまうぞ!」

コ「僕が死んでも、変わりのモデルが派遣されます!」

ハ「てめぇ!」

エ「嫌よ!」

その声に振り向くコナー。

エ「あなたが壊れるなんて嫌!変わりが来たって、それはコナーじゃない。」

コ「・・・。」

エ「行かないでコナー。」

コナーは静かに金網から手を外した。

その間に、アンドロイドは反対側へと辿り着いていた。
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