コナー夢小説★完結★
□任務
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エマはここで働く新人刑事だ。
「おい。ジェフリー警部が呼んでるぞ。」
エ「あ、はい!」
署長室へ向かうと、知らない男性も立っていた。
エ「お呼びですか。」
ジェ「あぁ。エマ、ここに入ってどれくらいになる。」
エ「もう少しで1年になります。」
ジェ「うむ。そろそろキミにも、大きな仕事をやってもらう時期だな。」
エ「本当ですか!」
エマは嬉しそうに前のめりになる。
ジェ「サイバーライフから彼が派遣された。最先端のアンドロイドだ、プロトタイプらしい。」
「はじめまして、コナーといいます。」
エ「エマよ、よろしく。」
ジェ「君にはハンクと共に、アンドロイドの殺人事件を担当してもらいたい。」
エ「え?あ、アンダーソン警部補とですか?!」
ジェ「あぁ・・・嫌なのはわかる。けど、彼が暴走しないように付き添ってほしいんだ。新人教育だと言えば、あいつも断れないだろう。」
エ「は、はぁ。」
ジェ「・・・あいつには立ち直ってもらいたい・・・その為に協力してほしいんだ、頼むエマ。」
ハンクを思うジェフリーに心を打たれ、エマは任務を受けることにした。
エ「わかりました。殺人事件も、アンダーソン警部補の事も私にお任せください!」
ジェ「・・・すまないな。さっそくで悪いんだが、現場に向かってほしい。」
エ「はい!」
ではと部屋を出ようとすると、ジェフリーに呼び止められる。
ジェ「それともう一つ!これはサイバーライフからの任務だ。」
エ「サイバーライフ?」
ジェ「変異体の事件が解決するまで、そのアンドロイドと共に過ごしてほしいとの事だ。」
エ「え!?なんで私がアンドロイドと!?」
ジェ「知らん。最初はハンクと過ごさせようかと思ったんだが、あいつはアンドロイドが嫌いだろう?」
エ「で、でも!」
ジェ「これは私からの任務じゃない、サイバーライフからなんだ。」
エ「・・・。」
ジェ「断りたくても断れないんだよ。わかってくれ。」
エ「・・・わかりました。」
コナーを見るとジッとこちらを見ていた。
コ「何かあれば、私にお申し付けください。」
エ「は、はぁ。」
エマがデスクにつくと、コナーも付いてきた。
コ「ところで、アンダーソン警部補はどちらに?」
エ「え?そうだな・・・今頃バーにでもいるんじゃないかしら?」
コ「バー?」
エ「ええ。JIMMY'S BARってとこ。最近よく見かけるから。」
コ「仕事には来ないのですか?」
エ「来ないってわけじゃないけど、やる気はないわね。」
コ「そうですか・・・私は今からそのバーに行って、アンダーソン警部補にお会いしてきます。エマ巡査部長はどうしますか?」
エ「・・・あなたが行くなら行くしかないでしょ。」
コ「では行きましょう。」
2人はバーに向かった。