リク夢小説★KH3まで完結★
□認定試験
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ミ「イェンシッド様!ようやくヴェンの心の居場所が分かりそうです!」
イ「そうか。これであとはテラだけか。」
ミ「はい!3人は必ず助けます!」
イ「うむ・・・。その3人の手がかりのためにも、マリンに話を聞いてみようと思う。」
ミ「ゼムナス、つまりゼアノートの闇が流れてきたマリンなら何かわかるかもしれませんね。」
イ「うむ・・・あとはゼアノートがどう動くかだな。あやつはいくつも策を講じる男よ。」
ミ「でも、また危機が訪れても僕とソラ、そしてリクとマリンもいます。」
イ「確かに彼らは強い。だが、マスターは王1人だ。」
ミ「・・・。」
イ「もし、ゼアノートが1人ではなかったとしたら?」
ミ「え!?どういう意味ですか?」
イ「王よ。ソラをここへ呼んでもらえぬか?そして、リクとマリンも。」
ミ「一体何を?」
イ「マスター承認試験を行う。」
ソラ達はイェンシッドの城へ来ていた。
イ「マスターゼアノートは天才的なキーブレード マスターであった。その類稀なる才能が故に悩み多かった。」
ソ「・・・。」
イ「人の力さえも左右する心とは何なのか。いきついた答えがキーブレード 戦争。」
リ「・・・。」
イ「古に伝わる光と闇の戦いの中から、心にある光と闇の本質を探ろうとした。マスターとしての使命より、探求の旅を選んだのだ。」
マ「・・・。」
イ「長い探求の旅はその姿を幾度も変えさせて、光を守護するキーブレード 使い達の前に立ちはだかった。」
その言葉に頭にあの3人が思い浮かぶマリン。
イ「だが、まだ終わっていない。おそらくこの後、さらなる脅威がもたらされるであろう。我々は、脅威に立ち向かう準備が必要だ。」
ミ「・・・。」
イ「そこでソラ、リク、マリン。3人にはキーブレード承認試験を受けてもらいたい。」
承認試験という言葉にマリンの頭の中に映像が流れた。
エ『テラ、アクア共に優秀であったが・・・此度はアクアをマスターとして承認する。』
テ『・・・。』
エ『テラは、心の闇を制する力が不十分であると判断した。』
リ「おい、マリン?」
マ「あっ、ごめん。」
それを見たイェンシッドはうむと髭を触る。
イ「ソラとリクには自らの流儀ではなく、一からキーブレードを学んでもらう。だが、マリン。君は少し違う形で試験を受けてもらいたい。」
マ「え?」
イ「マリンは幼き頃に会ったゼアノートの影響でキーブレードが使えるようになった。やつの気配はもうしないが、まだ油断ならぬ。」
マ「・・・。」
イ「光を強くする修行をし、闇と光の架け橋になって欲しい。」
マ「闇と光の架け橋・・・。」
イ「君にはその者の心を感じ、光が消滅するのを防ぐ力がある。リクやロクサス、そしてあのゼムナスでさえも、最後にかすかな光を感じた。」
リ「・・・。」
イ「それは、我々光に住む者に必要な力だ。そして、その修行の中でキーブレードの使い方を学んで欲しい。」
マ「・・・はい。」
イ「ではこれより、ソラ、リク、マリンのマスター承認試験を行う!」