リク夢小説★KH3まで完結★

□再会
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扉を開けると、ゼアノートが待っていた。

ゼ「マリン、お前は闇の世界に生きるべきだ。」

マ「・・・。」

ゼ「カイリは光、マリンは闇。お互い住む世界が違う。」

マ「・・・確かに、私はカイリと違って闇を持ってる。」

ゼ「・・・。」

マ「けど、ソラがあんたのハートレスに言ってた。」

体を乗っ取られ、闇の中に落ちていたマリン。

リクの他にも聞こえた声がある。

マ「心は弱いかもしれない。闇に負けるときだってある。でも、闇の奥には光があるんだ。」

そう言ってキーブレードを構える。

マ「そのソラの言葉・・・私は信じる。」

ゼアノートとの戦いが始まった。








マ「うっ!」

ゼ「ぐっ!」

互いに膝をつく。

すると、誰かがマリンの手を触れる。

マ「リク?」

その姿は薄っすらとしか見えないが、リクの姿をしていた。

リ「一人じゃないって言っただろ?」

その言葉に頷くマリン。

すると、マリンのキーブレードは翼が生え光が一段と強くなる。

ゼ「な、なにぃ!?」

マ&リ「これが光の力だ!」

ゼ「くそぉぉぉ!!」

ゼアノートは光に包まれ消えていった。

キーブレードは元の形に戻り、リクも消えていった。

すると、目の前に扉が現れ、マリンは扉に向かって歩いていった。








リ「マリン!」

先に待っていたリクはマリンの元に走る。

リ「よかった・・・勝てたんだな。」

マ「うん。リクのおかげだよ。」

リ「え?俺の?」

マ「リクが私を助けてくれた。最後に力を貸してくれたの。」

リ「・・・そっか。実は俺もマリンに助けてもらったんだ。」

マ「え?」

リ「傷つき、闇に飲まれそうになった時・・・マリンが手を差し伸べてくれた。」

マ「でも、私は何も・・・。」

ミ「君たちの心が繋がっている証拠さ。」

マ「心が・・・。」

ミ「これからもお互いに辛い時や悲しい時、心の繋がりが二人を助けてくれる。それが絆さ。」

リ「繋がる心が、俺の力だ・・・か。」

ソラの言葉を思い出すリク。

リ「案外ソラもちゃんとした事言ってたんだな。」

ふふと笑うリクにマリンも微笑んだ。
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