リク夢小説★KH3まで完結★
□闇と光
5ページ/5ページ
リクの元へ向かうミッキーとマリン。
すると、突然空間に闇が現れ、マリンを飲み込んだ。
マ「ミッキー?」
周りは真っ黒だ。
そんな闇の世界に、マリンが昔に見た姿でゼアノートが現れる。
ゼ「久しぶりだな。」
マ「ゼアノート・・・。」
ゼ「闇を恐れているのか。」
マ「・・・。」
ゼ「だが、一つ言っておく。お前の心はもう、私と会う前から闇に染まっていた。」
マ「・・・。」
ゼ「しかし、完全に染まり切ることを恐れていた。わたしは、その手助けをしてやろうとしただけだ。今、お前を支配する闇は私の闇でもあるが・・・お前の闇でもある。」
マ「私の・・・闇。」
ゼ「マリン。お前はカイリが憎いのだろう。」
マ「・・・そんな事ない!」
ゼ「カイリの光は皆を照らした。」
マ「・・・。」
ゼ「その光にソラとリク、周りの人物は惹かれていき、マリンからどんどん離れていった。」
マ「・・・。」
ゼ「そうは思わないか?」
マ「・・・確かに、そう思う時はあった。カイリがいなければ・・・あの子がこの世界に来なければ。」
ゼ「・・・。」
マ「でも今は違う!私は、カイリに助けられた事・・・沢山ある。無愛想になった私にも優しくしてくれた。」
マリンの後ろから微弱な光が現れる。
ゼ「ひ、光だと!?」
マ「そんなカイリに・・・感謝してるの!」
その言葉に光が強くなる。
ゼ「くっ!!」
ミ『マリン!!』
心にミッキーの声が聞こえた。
すると、現実世界に戻ってこれた。
ミ「マリン!」
マ「ミッキー・・・。」
膝をつくマリンを支えるミッキー。
ミ「ごめん。闇に飲まれた君を救うことができなかった。」
マ「そんな事ない。ミッキーの声聞こえた・・・ありがとう。」
ミ「マリン・・・。」
マリンはゆっくり立ち上がり、前に進む。
それを見たミッキーは嬉しそうに後をついていった。