リク夢小説★KH3まで完結★

□闇と光
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リクの元へ向かうミッキーとマリン。

すると、突然空間に闇が現れ、マリンを飲み込んだ。

マ「ミッキー?」

周りは真っ黒だ。

そんな闇の世界に、マリンが昔に見た姿でゼアノートが現れる。

ゼ「久しぶりだな。」

マ「ゼアノート・・・。」

ゼ「闇を恐れているのか。」

マ「・・・。」

ゼ「だが、一つ言っておく。お前の心はもう、私と会う前から闇に染まっていた。」

マ「・・・。」

ゼ「しかし、完全に染まり切ることを恐れていた。わたしは、その手助けをしてやろうとしただけだ。今、お前を支配する闇は私の闇でもあるが・・・お前の闇でもある。」

マ「私の・・・闇。」

ゼ「マリン。お前はカイリが憎いのだろう。」

マ「・・・そんな事ない!」

ゼ「カイリの光は皆を照らした。」

マ「・・・。」

ゼ「その光にソラとリク、周りの人物は惹かれていき、マリンからどんどん離れていった。」

マ「・・・。」

ゼ「そうは思わないか?」

マ「・・・確かに、そう思う時はあった。カイリがいなければ・・・あの子がこの世界に来なければ。」

ゼ「・・・。」

マ「でも今は違う!私は、カイリに助けられた事・・・沢山ある。無愛想になった私にも優しくしてくれた。」

マリンの後ろから微弱な光が現れる。

ゼ「ひ、光だと!?」

マ「そんなカイリに・・・感謝してるの!」

その言葉に光が強くなる。

ゼ「くっ!!」

ミ『マリン!!』

心にミッキーの声が聞こえた。

すると、現実世界に戻ってこれた。

ミ「マリン!」

マ「ミッキー・・・。」

膝をつくマリンを支えるミッキー。

ミ「ごめん。闇に飲まれた君を救うことができなかった。」

マ「そんな事ない。ミッキーの声聞こえた・・・ありがとう。」

ミ「マリン・・・。」

マリンはゆっくり立ち上がり、前に進む。

それを見たミッキーは嬉しそうに後をついていった。
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