リク夢小説★KH3まで完結★

□喧嘩
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マレフィセントに呼ばれ部屋に入ると、マレフィセントの仲間が待っていた。

マレ「さぁ、次の話をしようじゃないか。」

仲間のジャファーが闇に飲み込まれてしまったが、他のメンバーはそんな事はどうでもよさそうだった。

するとハデスがリクに話しかける。

ハ「ところで、あれは見てもらえたかな?」

リ「ん?」

マレ「約束したろう?我々に協力すればお前の望みを叶えてやると。」

そう言ってカイリの姿を映し出す。

リ「カイリ!」

マ「・・・。」

マレ「迎えに行っておやり、船は用意してある。」

するとフック船長が部屋に入ってくる。

フ「俺様の船は客船じゃないからな!乗り心地は保証しないぜ?」

リ「・・・どうして俺のためにそこまで、何が狙いだ。」

マレ「私はね、お前達のことを我が子のように思っているんだよ。」

リ「ふっ、信じられないな。」

マレ「信じなくても良いさ。」

そう言ってマリンの目を見る。

マ「・・・。」

マレ「マリンも望みがあれば、いつでも言いな。リクのように叶えてやるよ。私は約束は守る。」

フ「ほら、行くなら早く行くぞ。」

リ「・・・マリン、行こう。」

マ「・・・うん。」

2人はカイリの元へと急いだ。

ある場所にたどり着き、フック船長の船から見えたのは目をつむるカイリだった。

リ「カイリ!!」

リクは急いで船を降りる。

マ「・・・。」

しかし、マリンは降りなかった。

フ「お前は行かないのか?」

マ「・・・今は2人にしてあげたいから。」

そう言って中に入ってしまう。

フ「けっ!なんで俺様がこんなガキ達のために動かなきゃならねぇんだ!」

ブツブツ文句を言いながら船をウロウロしていた。

するとリクがカイリを抱えて戻ってくる。

マ「カイリはどう?」

リ「何度呼んでも返事をしないんだ。」

フ「とりあえず、マレフィセントのところへ帰るぞ。」

フック船長はだるそうに船を戻した。

マレ「これは・・・心を失っているね。ハートレスに喰われたんだろう。」

リ「カイリは、心をなくした人形だっていうのか!どうしたらいい!」

マレ「まあ、そう焦るんじゃないよ。」

そう言ってマレフィセントはある風景を映し出す。

マレ「ここにはね、心を持った人形がいるんだ。もしかしたら、カイリの心を取り戻すヒントがあるかもしれない。」

リ「連れて行ってくれ!!」

マレ「わかったよ。マリンはどうする。」

リ「カイリの心が取り戻せるかもしれない!行こうマリン!」

マ「・・・わかった。」

そういうマリンだったが、元気がないようだ。

マレ「それじゃあ、しっかり準備をしておいで。リクは少しここに残りな。」

マリンはリクとマレフィセントを残し、部屋を後にした。
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