リク夢小説★KH3まで完結★

□始まり
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何のために生きてる。




何のために心がある。




何度問いかけても





答えは返ってこなかった。











ソ「そりゃ!」

ソラとリク、ティーダとワッカでビーチバレーをしていた。

ワ「俺たちに球技で勝てると思うなよ!!」

ワッカのスマッシュが決まり、ソラは落ち込んだ。

リ「なんだソラ。張り切ってた割には大した事ないな。ちゃんとしろよ。」

ソ「ちぇー。」

そんな4人をカイリとセルフィは応援していた。

カ「ソラ!頑張ってー!」

セ「ティーダも負けたら承知せえへんでー!」

テ「おう!!任せとけ!」

わいわい盛り上がる6人。

そんな6人を遠くの影から体育座りをしながら見るマリン。

マ「・・・楽しそう。」

しかし、そこから進もうとはしない。

マ「・・・でも、私には関係ない。」

そう言って立ち上がり、奥へ歩こうとする。

すると、それに気づいたリクがボールをマリンに投げる。

マリンの後頭部にあたり、少しよろけた。

リ「そんなところで見てるならこっちに来いよ!」

マリンはゆっくりボールを拾う。

そして黙ってボールを投げ返した。

そのボールはソラの顔面に当たってしまう。

ソ「いて!!なんなんだよもう!」

リ「ははは!マリンもちゃんとしろってさ!」

ソ「よーし!!もう一回戦だ!」

ワ「何度やっても同じだぜ!なっ?」

テ「そーだそーだ!俺たちの勝ちっス!!」

わいわい盛り上がる6人。

そんな声を背にマリンは島の奥へと消えていった。

そんなある日、ソラとリクそしてカイリがイカダを作り、海の向こうへ行こうと計画していた。

ソ「そうだ!マリンも誘おう!」

カ「え?マリン?」

ソ「うん!あいついつも島に来てるけど、何度誘っても1人でいるだろ?けど、外の世界へ行ってみたらきっと楽しめると思うんだ!」

カ「ふふ、そうだね!誘ってみようか!」

リ「無理には誘うなよ。ソラと違って1人で居たいやつもいるんだ。」

ソ「俺と違ってってなんだよ!」

リ「お前みたいにお気楽なやつばっかりじゃないって事さ。」

ソ「なんだと!」

カ「喧嘩なんかしてないで、マリンを探しに行こうよ。」

ソ「むー!」

リ「そうだ。じゃあ、マリンを早く探せた方が勝ちってのはどうだ?」

ソ「よし!望むところだ!」

ソラはわーっとマリンを探しに行った。



ソ「おーい!マリンー!いるんだろ〜!俺たちと一緒にイカダ作って、外の世界に行ってみないかー!」

しかし返事はない。

ソ「おっかしいなぁ。いるはずなんだけどなぁ。」

マリンは近くの木の上に隠れていた。

マ「・・・。」

マリンは黙っていつもの場所へと向かった。

そこは夜空が1番綺麗に見える崖の上。

マリンはそこを目当てに島に来ていたのだ。

マ「外の世界なんて・・・くだらない。」

けど、どうして毎日夜空を見に来ているのだろう。

そんな疑問がマリンの頭に浮かぶ。

すると、近くに気配を感じた。
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