楠雄夢小説 ★完結★

□豪華客船
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窪「佐能。よかったら今週末みんなで才虎の船で出かけないか?泊まりなんだが・・・。」

蛍「え?才虎くんの船?」

窪「今決まってるメンバーは才虎と俺と燃堂と瞬と斉木なんだ。これから女子を誘う予定なんだけどよ。」

蛍「そうなんだ・・・予定もないし、いいよ!」

にっこり笑う蛍に少し照れる窪谷。

窪「そ、そうか!ありがとう!メンバー決まったら改めて言うからな!」

蛍「うん!」

最終的に集まったメンバーは先ほど言った男子と照橋、夢原、目良、蛍となった。

当日、夜遅くに集まる。

夢「楽しみだね!」

照「そうだねー!」

才虎の船はとても豪華で驚く一同。

船が出港してしばらくすると海藤が船酔いでダウンしてしまう。

蛍「海藤くん大丈夫かな。」

楠『大丈夫じゃないだろうな。』

蛍「え?」

楠『さっき、海藤と長くいたいために夢原さんが酔い止めの薬を海に捨ててた。』

蛍「え!?」

楠『船から降りない限り治らないだろうな。』

蛍「そ、そうか。」

しかし、幸せそうに海藤のベットの横にいる夢原を見て責めることは出来なかった。

とりあえず海藤の事は夢原に任せ、各々時間を潰す事にした。

蛍が甲板に出ると才虎が一人で夜空を見ていた。

蛍「才虎くん!今日はありがとうね!」

才「な、なんだ・・・佐能か。」

蛍「あ!初めて名前呼んでくれたね!」

才「べ、別に・・・名前くらい呼ぶ。それとも女メガネ貧乏と呼ばれたいのか!?」

蛍「へへ。呼びやすい方でいいよ。」

そのセリフに才虎は少し顔を赤くしてプイッと顔を背ける。

すると使用人が才虎の元へ走って来る。

どうやら目良が食料庫の食べ物をほとんど食べてしまってようだ。

才虎に捕まるが、ふしゅーと謎の声を上げながら周りを睨む目良。

蛍「ま、まぁそうなるよね・・・斉木くん?」

隣にいる楠雄の様子がおかしい。

蛍「斉木くん?大丈夫?」

すると楠雄は膝をついてしまう。

そんな楠雄の横に座り肩をささえる。

窪「なんだよ。斉木も船酔いか?」

蛍「そ、そうみたい。」

楠『ふ、船酔いじゃない・・・ただ吐き気が。』

窪「それ船酔いだろ。」

しかし、船酔いとは認めない楠雄。

照「とりあえず横になったほうが。」

燃「仕方ねぇな。ほら、運んでやるから背中に乗れよ。」

燃堂の背中に乗りベットへと運ばれる。

すかさず照橋はベットの横に座る。

蛍は黙って部屋を出て行った。
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