楠雄夢小説 ★完結★

□友情
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放課後斉木家のインターフォンを押す。

扉を開ける楠雄にクラッカーを鳴らしハッピーバースデーと声を揃える。

楠「わぁ!僕の誕生日を祝いに来てくれたのかい?」

蛍(ん?)

その返しに違和感を感じる蛍。

海「当たり前だろ!斉木!」

窪「ほら!パーティーやるぞ!!」

楠「うん!上がってくれよ!」

最後に蛍が楠雄の横を通ると話しかけてくる。

楠「やぁ!佐能さんも来てくれたんだね!」

蛍「は、はい。」

楠「でも、なんで僕の誕生日知ってるんだろう。あ、楠雄に聞いたのか。」

そのセリフにこの楠雄は父親だと気がつく。

蛍「あの、斉木くんのお父さんですよね?」

楠「え?うん・・・どうしたんだい?」

楠《あとはぼくが説明する。二階へ来い。》

何が何だかわからない國春はとりあえず二階へと向かった。

照「あれ?斉木くんは?」

蛍「あ、なんか上のテレビ消してくるって・・・。」

夢「そっか、急に来たからね!」

海「でも、よかったな!斉木のあんな顔初めて見たぜ!」

すると、説明を受けて来たのか國春が戻ってくる。

國「や、やぁ。お待たせ!」

目「さぁ、パーティー始めよー!」

色々騒ぎはあったが、なんとかバレずにパーティーは進んでいった。

蛍「あれ、斉木くんどこいくの?」

國「あぁ、ちょっとね。大丈夫だよ。」

そう言って二階へ向かう。

そして降りて来た楠雄は先ほどとは違い落ち着いた様子だった。

蛍《・・・斉木くん?》

楠《あぁ。》

その返しに嬉しそうな蛍。

海「なぁ、斉木。お前、無理して楽しんでくれてないか?なんかいつもと違うっていうか・・・。」

楠『何を言っている。そんな事より、パーティーの続きだ。』

その言葉にワイワイと盛り上がる海藤達。

その中には自然な笑みを浮かべる楠雄がいた。
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