楠雄夢小説 ★完結★

□修学旅行
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修学旅行の班決め。

グループを作り、男女の組み合わせはくじ引きで決まることになった。

蛍は照橋と夢原、そして目良と同じグループになっていた。

人数が割り切れないので蛍のグループだけ4人になったのだ。

夢「心美ちゃん!頑張って!」

照「任せといて!」

クジをガサガサする照橋。

照(これよ!!!)

しかし、照橋が引いたのは高橋のグループだった。

がっくしと落ち込む照橋と夢原。

すると、次に引いたギャルのグループが騒ぎ出す。

「えー。燃堂達と同じグループとかマジありえないしー!」

「えー!ちょー最悪なんですけどー!」

「誰か取り替えてよ!」

そんな言葉にすっと手をあげる照橋。

照「じゃあ、私が変わってあげる!」

周りは『優しい』『さすが照橋さん!』と言う声が飛び交う。

「マジでー!?助かるわー!」

結局、楠雄と蛍は同じ班になった。

楠雄はため息をつく。

どうやら、目立つ照橋と同じ班にはなりたくなかったようだ。

蛍「よ、よろしくね斉木くん。」

楠『・・・あぁ、よろしく。』

楠雄の顔はムスッとしていたが、少し和らいだ。

そして、修学旅行当日。

蛍「・・・台風、すごいね。」

楠『このままだと、修学旅行は中止だな。』

みんなは空港でどんよりと落ち込んでいた。

灰「みんなっ!!何落ち込んでいるんだ!!諦めるな!!せーの太陽諦めるなー!!!」

しかし、いつもなら灰呂にノるクラスメイトだが気分がのらないようだ。

楠『はぁ、仕方ないな。荷物持っててくれるか。』

蛍「う、うん。」

楠雄は人のいないところで瞬間移動をし、台風を超能力で消し去った。

「台風が急に消えた!?」

「本当かよ!!」

「よっしゃー!」

そこにビショビショの楠雄が帰ってくる。

蛍「・・・優しいんだね。」

楠『・・・僕が行きたかっただけだ。」

そう言って体を乾かし、飛行機に乗った。
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