桐生夢小説

□告白
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芽「あ!桐生さん!お待ちしてました!」

芽依の後ろには数人の従業員が並び頭を下げる。

桐「ようやくオープンだな。」

そう言って花束を渡す。

芽「え。こんな素敵なお花いいんですか?」

桐「あぁ。オープン記念だからな。」

芽「ありがとうございます。」

従業員に花束を渡し、花瓶に入れてもらう。

桐「こんなに従業員が来てくれたのか。」

芽「ええ!みんないい子達で・・・これからこの子達と頑張っていきます!」

「よろしくお願いします!」

桐「ふっ、頑張れよ。」

芽「さぁ!こちらにどうぞ!」

2号店の最初のお客に桐生を招待していたのだ。

桐「・・・気持ちがいいな。」

芽「寝ちゃっても大丈夫ですからね?」

桐「あぁ・・・。」

桐生はそのまま目をつむりマッサージが終わるまで寝てしまった。

芽「桐生さん!終わりましたよ!」

桐「ん・・・あぁ。」

桐生は起き上がり着替える。

桐「身体が楽になった。マッサージもいいもんだな。」

芽「そうでしょう!桐生さんならいつでも大歓迎ですから!」

桐「あぁ、ありがとう。」

桐生が外に出ると、力也と幹夫が待合室に座っていた。

桐「ん?お前らも来たのか。」

力「あ!兄貴!」

幹「姐御のマッサージどうでした?」

桐「あぁ、身体が軽くなった。さすが神室町ナンバーワンだな。」

力「そうすか!!早く順番こねーかな!」

わくわくと力也達は順番を待った。









芽「ふぅ。みんなのおかげで初日は無事に終わりました。また明日からよろしくお願いします!」

「はい!」

お店を閉め2階の自宅に帰る。

すると桐生から電話がかかってくる。

芽「もしもし?桐生さん?」

桐「もう、終わった頃だと思ってな。」

芽「ええ!無事に終わりましたよ!」

桐「そうか、なら良かった。」

芽「それで、何か御用ですか?」

桐「いや・・・そのだな、あ!遥!」

遥が電話に出る。

遥「もしもし芽依さん?今からおじさんとデートしてきなよ!」

芽「え!?で、デート!?」

遥「うん!」

芽「で、でも他の子達もいるし!」

遥「みんなの事は私に任せて!私もう12歳になるんだよ!」

芽「で、でも。」

遥「みんなもいいよね!?」

電話の後ろからみんなの声が聞こえる。

綾「もちろん!」

太「おじさんと芽依ねーちゃんがデートか!!」

宏「ヒューヒュー!」

桐「お、大人をからかうな!」

遥「ね?ちゃんと戸締りして、何かあったら連絡するから!ね?」

芽「・・・う、うん。」

遥はやったーと喜ぶ。

再び桐生に携帯が渡る。

桐「・・・そういうわけなんだが、いいか?」

芽「・・・はい。」

2人は琉球街で待ち合わせる事にした。
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