桐生夢小説
□気持ちと旅立ち
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無事に沖縄行きの飛行機に乗る芽依。
真島からもらった箱を開けてみる事にした。
芽「これ・・・。」
芽依は昔を思い出した。
2人で焼肉を食べた後、お店のショーウィンドウをみる芽依。
芽『あー!これ可愛い!』
真『なんや、腕時計か?』
芽『私、腕時計は興味なくて適当に買ってたんですけど、この子はいいなぁ!物に一目惚れなんて初めてかもー!』
真『こんな安もんすぐ壊れるで?』
芽『値段じゃなくてデザインがいいんです!真島さんはすぐお金のこと考えるんだから。』
真『なんやねん!人を金の亡者みたいな事言いやがって!』
芽『だってそうじゃないですか〜!!』
真『よっしゃ!金の亡者かどうか喧嘩で確認してみぃ!!』
芽『そんな事言って喧嘩がしたいだけですね〜!でもまぁ、食後にするって約束だったからいいですよ!』
真『よっしゃぁ!!行くで芽依ちゃん!!』
芽「あの時の・・・。」
腕時計の裏には自分の名前も彫ってあった。
芽「真島さん・・・。」
芽依は涙を流した。
芽「ありがとう・・・。」
芽依が乗る飛行機は沖縄へと着いた。