桐生夢小説

□彼との仲
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芽「桐生さん。」

桐「待たせたな。」

桐生は酒を注ぎ飲み始めた。

狭「何してるの?堂島大吾と待ち合わせなんでしょう?」

桐「・・・。」

桐生は黙って酒を飲み続けた。

芽「・・・。」

狭山はハァとため息をついて自分もお酒を飲んだ。

芽依は立ち上がる。

芽「それじゃあ・・・私はこの辺で。」

狭「え?もう行っちゃうの?」

芽「うん・・・何かあったら相談して!これ私の連絡先だから!」

狭山に名刺を渡しじゃあねと出て行ってしまった。

狭「なんなのよ。」

桐「・・・。」






芽依がとぼとぼ歩いてると真島がやってくる。

真「お!芽依ちゃ〜ん!また会ったのぅ!」

芽「あ。真島さんですか。」

真「なんやねん!そのお前かみたいな反応は!!」

芽「・・・。」

真「・・・どうした。」

芽「真島さん!お酒付き合ってもらえませんか!」

真「酒?・・・別にええけど。」

芽「じゃあ、焼肉食べましょう!」

真「こんな時間に焼肉かい。太っちょになっても知らんでぇ!」

芽「その分動けばいいんだからいいんです!」

真「よっしゃ!食後には喧嘩や!」

芽「いいですよー!望むところです!」

真「そうこなくちゃなぁ!行くでー!」

芽依は真島と一緒に焼肉屋に向かった。

真「ねーちゃん!ビール2つと上もの2人前ずつ全部持ってきてや!」

「はーい!」

芽「全部ってそんなに食べれるんですか?」

真「アホか!焼肉は量食べてナンボやねん!」

机にどんどんお肉がやってくる。

真「よっしゃ!食うで!」

芽「美味しそー!」

2人は乾杯をし、肉を次々食べていく。

芽「これ美味しい!」

真「なんや。食べた事なかったんか?」

芽「いつもは安い焼肉店で安い肉しか食べないので・・・。」

真「可哀想なやっちゃなぁ。ホンマの肉の味を知らんとは。」

もっと食えとどんどん肉を焼く真島。

芽「美味しいー!」

ニコニコ食べる芽依を見て真島は笑った。

芽「なんですか?」

真「いや、芽依ちゃん元気出てきたなと思ってな。」

芽「え?」

真「今日は色々考えるのやめて、たくさん飲み食いしようや。な?」

芽「・・・はい!」

2人は楽しく過ごした。
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