土方夢小説
□真選組
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銀「寒っ!!どんだけ寒くなれば気がすむんだよ!!」
新「この冬は特に寒いらしいですからね。」
神「はやく家に帰ってコタツに潜りたいアル・・・。」
もう、時期は冬。
マフラーに手袋は必需品だ。
銀「おーい!おしるこくれー!」
琴「はーい!」
琴の店は再開するやいなや、常連客の口コミであっという間に元どおりになった。
新「うわ、今日も混んでますね!」
亜「本当、常連さんに感謝しなきゃね!」
「琴ちゃん、こっちにもおしるこー!」
琴「はーい!」
琴は忙しそうに働く。
そしてその夜。
土「食いにきたぜ。」
琴「あっ!いらっしゃい!」
ニコッと笑う琴。
いつものようにカレーライスにマヨネーズをかけて食べる。
土「ん?そういや、亜紀の奴はいねぇんだな。」
琴「あ、なんか夜に用事があるみたいで。いつも真面目に働いてくれるから、お休みさせたんです。」
土「そうか。」
琴「まぁ、夜はそんなに忙しくないですし。」
店には土方しかいなかった。
琴「あ、あの。」
土「ん?」
一枚のチケットを差し出す。
琴「・・・今度、ここでクリスマスイベントやるみたいなんです。イルミネーションもすごいみたいで・・・。」
土「・・・。」
琴「よかったら・・・い、一緒に行きませんか?」
土「な、なんで急に。」
琴「その・・・土方さんと行きたいなって。」
顔を赤く染める琴を見て土方も頬を染める。
土「・・・仕事終わってからなら・・・いい。」
琴「ほ、本当ですか!」
嬉しそうな琴。
琴「私も店閉めたら行くので、会場の入り口に待ち合わせはどうですか?」
土「あぁ、わかった。」
土方もニッコリと笑った。
銀「ちょっと。入りづらいんだけど、おしるこ食べたいんですけど。」
沖「旦那はお昼に食べたんじゃなかったでしたっけ?」
銀「・・・ハァ。俺たち振られたのになにしてんの?このままじゃ本当にあのゴリラと同じになっちゃうよ?」
沖「あれは真選組のことを思って断ったに違いありません。だから、あの返事は無かったことにしときましょう。」
銀「あれ?俺は真選組じゃないんだけど。」
沖「じゃあ、旦那は本当に振られたって事で。これからは俺と土方さんとの勝負を見届けてくだせぇ。」
銀「なに言ってんの!!銀さんだってまだいけるから!!ドリ◯ムの様に何度でも立ち上がるから!」
すると、琴の店ががらりと開く。
土「ウルセェんだよ!!」
銀「あ。」
沖「ほら、旦那のせいでバレちまったじゃないですか。」
銀「俺のせいなの?いや確かに大きな声出したのは俺だけだも!」
琴「ま、まぁ。外も寒いしおしるこでも食べていく?もう終わりだし、サービスするよ。」
銀「えっ!いいのかー!」
沖「じゃぁ、遠慮なく。土方さん、寒いから早くドア閉めてください。」
土「ぐぬぬぬ。」
4人は仲良くおしるこを食べた。