土方夢小説

□同窓会
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琴「あのー。」

襖を開けると桂と坂本がすでに来ていた。

桂「おお、今ちょうど先に酒でも飲んでようと言っていたところでな。」

坂「話は聞いた!確かにおまん見たことあるぜよ!」

琴「え?」

あははと笑う坂本。

桂「とりあえず座れ。銀時はきっと遅れてくるだろうからな。」

お猪口を持たされ、酒を注がれる。

桂「それじゃあ、久々の同胞に乾杯!」

坂「乾杯!!」

琴「か、乾杯!」

3人はごくごく酒を飲み始めた。

坂「おまんは隠れてたつもりかもしれんけど、結構目立ってたぜよ。」

琴「そ、そうですか?」

桂「俺も途中から女が入ってきたと聞いてな。まさかとは思って確認しに行ったんだが、本当に琴だったとは。」

琴「あはは。やっぱり男ばっかりのところに混ざるのは無理があったかな。」

坂「いやー。でも、おまんの刀さばき見事なものだったぜよ!子供の頃とはいえ、高杉と金時を倒したらしいのう!」

琴「きん?」

桂「あぁ、こいつは銀時のことどうしても金時と呼んでしまうんだ。気にするな。」

坂「あはははは!あはははは!そんなんどちらでもよかぁー!」

するとそこに銀時が入ってくる。

桂「遅いぞ銀時!!」

坂「やっときたかあ金時!」

琴「飲も飲も!」

銀「・・・はぁ。」

銀時は渋々席に座る。

琴「はい!お酒!」

銀「あ、あぁ。」

桂「実は今回の攘夷志士プチ同窓会。かつての俺たちの仲間、その手紙の差出人が主催者だ。」

琴「ん?晋助くんじゃないの?」

銀「あいつがこんな集まりするわけないだろ。」

桂「やはりお前らも覚えていないか。黒子野太助を。」

銀「そんなやつ聞いたことねえよ!いや聞いたことあるけどよそのアニメでだよ!」

桂「やつは名アシストだった。その仕事っぷり、あのときあんなことされて助かったな〜という思い出から探れば何か出てくるはずだ。」

しかし何か思い出しそうでなかなか思い出せない。

4人は必死に頭を回転させた。
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