土方夢小説

□バラガキ
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琴「ええ!銀時くんが逮捕された!?」

新「はい。よくわからないんですが、公務執行妨害だとかなんとか。」

琴「何やってるのよまったく。」

神「まぁ、あいつは四捨五入したら犯罪者ネ。」

慣れっこなのかやれやれと言うだけで、いつものように過ごす新八と神楽。

琴「大丈夫かなぁ。」

すると数日後あっさりと戻ってきた。

琴「あ!銀時くん!公務執行妨害って何したの!」

銀「なんもしてねーよ!あいつらが勝手に!」

神「まぁ、いつ逮捕されてもおかしくないからな。」

銀「ちょっと神楽ちゃん!ひどいんじゃないの!?」

新「僕らの給料未払いなのだって立派な犯罪ですからね!」

銀「わかってるって!!仕事もらってきたから!俺1人で稼いでくるから!」

神「当たり前ネ!!がっぽり稼いでこいよ!!」

琴「ははは。」

いつもの万事屋に一安心する琴。

そんなある日。

琴「今日は何しようかなぁー!お妙さんのところにでも行こうかなぁ。」

休みの日、るんるんと外を歩いていた。

すると涙を流しながら走る真選組の男とすれ違う。

琴「ん?あんな人、真選組にいたかな。」

気になった琴は後を追った。

すると、目の前に攘夷浪士が現れその男を攻撃する。

「ううう。」

琴「ちょっと!あんたら何してるの!」

「なんだ女。死にたくなきゃさっさと帰りな。」

琴「・・・それはこっちのセリフよ!」

琴は腰の木刀を抜き、次々と倒していく。

銀(くそ!こんな時になんでいるんだよ!!)

銀時の仕事というのは攘夷浪士の潜入捜査のようだ。

「なんだあの女!」

「ひぃ!」

「ほら!お前もいくぞ!」

銀「お、おう!!」

しかし次々倒されていく攘夷浪士。

すると、1人の男が倒れる真選組の男を踏みつけにピストルを向ける。

「おい!!静かにしねぇとこいつの頭ブチ抜くぞ!!」

琴「・・・っち。」

琴は木刀を地面に落とし手をあげる。

「に、逃げてください。僕なら・・・大丈夫ですから。」

ボロボロになりながら琴の心配をする真選組の男。

するとその時ボンっと音とともに煙が舞い上がる。

「ゲホゲホ!!」

「なんだ!!」

煙が消えると琴の姿はなかった。

銀(ふぅ、無事逃げたか。)

どうやら煙玉を投げたのは銀時のようだ。
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