土方夢小説

□バレンタインとホワイトデー
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琴「出来た!」

バレンタインのチョコを作る琴。

琴「お店も定休日だし、ゆっくりしてから渡しに行こうかな。」

チョコレートを冷蔵庫に入れて一休みすることにした。











神「琴ちゃーん!」

琴「ん・・・いつの間にか寝ちゃった。」

叩かれるドアを開ける。

琴「あら、神楽ちゃん。猿飛さんと月詠さんも・・・どうしたんですか?」

月「その・・・い、一緒にチョコを渡しにいかないか。」

琴「え?」

神「お願いヨ!この大人2人はまともにチョコも渡さないアル!」

琴「え。だって、猿飛さんいつも銀時くんの家に入ってるじゃないですか。」

猿「そ、その。正面から行った事ないから・・・き、き、緊張しちゃって。」

琴「・・・。」

琴は自分のチョコを持ち万事屋へ向かう。

インターフォンを鳴らそうとする琴。

琴「あの、そんなところに隠れてたら渡せないですよ。」

壁からちらりと顔を覗かせる3人。

月「わ、わっち達のことは気にしなくていいから!」

琴「いやでも・・・。」

猿「いいからお、押しなさいって言ってるのよ!」

琴「・・・。」

琴はインターフォンを押した。

銀「はい。」

琴「あっ!これよかったら貰ってくれない?」

銀「おおおおおお!!やっぱり琴はくれると思ってたよおおお!!」

チョコを持って感動する銀時。

琴「新八くんにもね!」

新「えええ!!い、い、いいんですか!?」

琴「ええ!」

新八も泣きながら感動した。

銀「お前のは義理だろ義理!」

新「ぎ、義理だっていいんです!!!」

ワーワー騒ぐ2人。

琴「あと、神楽ちゃんにも」

外に向かって言う琴。

琴「あれ?」

壁に隠れていた3人の姿はなくなっていた。

銀「どうした。」

琴「いや、さっきまでそこに神楽ちゃんと猿飛さんと月詠さんがいたんだけど。」

新「え?でも居ないみたいですけど。」

周りを見ても姿はなかった。

琴「どこいっちゃったんだろう。」

琴はあったことを話した。

琴「だから外歩いてあげたら渡しやすいかも。」

銀「なんだよ面倒くせーな。」

新「で、でもチョコ貰えるなら行きましょうよ!」

銀「ま、まぁ。そうするか。」

チョコがよほど欲しいのか外に出る銀時と新八。

神「あっ!出てきたアル!!」

猿「琴さんが連れ出してくれたのね!これで渡せそうよ!」

神「そもそもさっき渡せばよかったネ!」

月「しょ、しょうがないじゃろ!そ、その・・・体が勝手に。」

月詠と猿飛が神楽を連れて逃げ出したようだ。

3人はコソコソ銀時達の後を追った。
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