土方夢小説

□戦い
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琴の父親がアジトとする建物に到着する。

先ほど殺し損ねた男が琴のことを伝えたのか、騒がしくなっていた。

新「銀さんどうするんです?」

銀「どうするもこうするも、こんなに騒がれてちゃ表も裏も同じだろ。」

神「まったく。なんでとっ捕まえておかないんダヨ。」

エリザベスが「役立たず!」と言う看板を取り出す。

桂「では、正面突破班と裏口潜入班に分かれるとしよう。」

正面突破班は神楽、新八、桂、エリザベス。

裏口潜入班は銀時と琴になった。

琴「みんな・・・本当に・・・いいの?」

神「今さら何言ってるアル!」

新「そうですよ!僕たちはもう誰にも止められません!」

その言葉にみんなはうなずく。

琴「・・・ありがとう!」

とりあえず、正面突破班が先に潜入する。

銀「どうやらあいつら行ったみたいだな。」

琴「私たちも行きましょう!」

銀「ああ!」

2人は裏口から潜入していく。

その後を追う1人の人影。

銀「ん?」

琴「どうしたの?」

銀「・・・いいや、なんでもない。」

敵は桂たちに気を取られているのか、少人数しか琴たちを襲ってこなかった。

すんなり進む道に警戒する2人。

銀「おい。」

琴「うん。わかってる。」

一番上の部屋の前へとたどり着く。

扉を開けると、1人の男が椅子に座って待っていた。

「久しぶりだな。琴。」

琴「・・・。」

その椅子には琴の父親の真二が座っていた。

真「大きくなったら、母さんに似てきたなぁ。」

琴「・・・何父親ぶってるのよ。」

そう言って刀をかまえる。

真「それは・・・母さんの刀だな?やはりお前が持って行ったか。」

真二は手を挙げ合図をする。

すると、100人はいるであろう真二の部下が琴と銀時を囲む。

銀「やっぱり罠か。」

真「はははっ!わかっていたのに来たというのか!面白い奴だ。」

そう言ってもう一つ奥の部屋へと歩き出す。

琴「待て!」

真「琴・・・最後に一目見れてよかった。母さんによろしくな。」

そう言って扉を閉める。
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