土方夢小説

□日常
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店を出る万事屋と真選組。

銀「おい、お前ら先に帰っててくれ。」


新「え?」

神「あ!銀ちゃんだけ美味いもん食いにいくアルか!?抜け駆けは許さんネ!」

銀「もう食えるわけねぇーだろ!お前の腹とは違うの!」

土「山崎、お前も先に帰ってろ。」

山「は、はぁ。」

銀時と土方はどこかへ消えて行った。

新「どうしたんですかね、2人とも。」

山「うーん・・・。」








土「で、なんだよ。」

銀「あ?」

土「俺に何か言いたいことがあんだろ?」

銀「・・・ああ。」

土「琴・・・の事か?」

銀「・・・やっぱり気づいていやがったか。」

土「ああ・・・あの腕の傷、俺が逃した暁と同じだった。」

土方はタバコに火をつける。

土「で、それだけじゃねえだろ?」

銀「・・・あいつ、俺がガキの頃通ってた学び舎にいた。」

土「学び舎?」

銀「あいつは俺とは初対面だって言ったが、あれは嘘だ。」

土「・・・。」

銀「それに、あいつの名前は白石琴なんかじゃねぇ。」

土「・・・。」

銀「あいつの本当の名前は・・・。」

その時、沖田の声がする。

沖「前のロン毛攘夷。直ちに止まらないと撃ち殺すぞー。」

沖田はロケットランチャーを担ぎ、パトカーから身を乗り出していた。

桂「ふははは!そんなもの、こんな住宅街で撃てるわけなかろう!」

ドォーン!!

桂「え?」

沖田は迷いなくロケットランチャーを放つ。

桂「うぎゃああ!」

爆発で髪の毛はチリチリになり、吹っ飛んでいく桂。

そして、銀時の前に落ちてくる。

桂「くっ!あれが警察のやる事かっ!」

銀「おい、何やってんだよヅラ。」

桂「ヅラじゃない!桂・・・おお、銀時。お前こそこんな所で何をやっている。」

銀「いやー、人と話してたんだけどさ。」

桂「そうか、だが相手がいないようだが。」

銀「さっきまで人間だったのに、カーペットになっちゃった。」

銀時は桂の下を指差す。

桂「ん?」

下を見ると、虎の敷物のようになった土方の姿があった。

桂「げっ!!土方!」

土「桂・・・てめぇ!!!」

急いで逃げる桂。

それを追う土方。

銀時は仕方なく万事屋へ戻って行った。
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