土方夢小説

□日常
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琴「あとは・・・じゃがいもとにんじんか。」

両手に荷物を持って歩く琴。

するとそこに土方がやってくる。

土「大荷物だな。」

琴「あ!土方さん!」

すると黙って荷物を取る土方。

琴「あ、あの!」

土「・・・いいから、買い物してこいよ。」

琴「土方さん・・・。」

琴はお礼を言って八百屋へ向かう。

土方はベンチに座りタバコを吸い始めた。

しばらくすると走って戻ってくる琴。

琴「土方さーん!」

すると、足が石に引っかかり前に倒れる。

土「・・・たっく。危なっかしいな。」

土方は琴を受け止める。

琴「あ、ありがとうございます。」

顔が近いことにお互い顔を赤らめ、離れる。

土「・・・で、買い物は終わりか?」

琴「あ、はい!」

土「じゃあ、いくぞ。」

どうやら店まで持って行ってくれるようだ。

琴「でも・・・悪いですから!」

土「いいからいくぞ!」

ツカツカ歩く土方の背中をみて微笑む琴。

琴「はい!」






店に着く2人。

土「ここでいいのか?」

琴「はい!そのまま置いてください!・・・あ!そうだ!荷物運んでくれたお礼にご飯でもどうですか?」

土「い、いや。そんなつもりで持ってきたわけじゃ。」

琴「私がご馳走したいんです!」

そう言って料理を始める。

土方は黙って椅子に座った。

琴「はい!生姜焼き定食とマヨネーズ!」

土「・・・悪いな。」

土方はマヨネーズを手に取り、少しだけかける。

琴「あの、土方さん。」

土「あ?」

琴「いつものように、マヨネーズかけてもいいんですよ?」

土「・・・。」

琴「この間山崎さんが来て、副長はここに来るとマヨネーズ全然かけないんだって言ってて。」

土「っち、山崎の奴っ。」

琴「だから遠慮なんてしないで。」

土「ここの料理は・・・このくらいが丁度いいんだよ。」

琴「え?」

土「・・・いただきます。」

美味しそうに食べる土方をみて幸せな気持ちになる琴。

そんな1日。
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