真田夢小説(ハム子)★完結★

□平凡
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約束の日まで約1か月。

みんなは普段通り、楽しく過ごそうと決意した。

そんなある日。

テ「公子様・・・その。」

公「ん?何?」

テ「・・・。」

公「黙ってちゃわからないでしょ?」

テ「・・・あなたのお部屋に・・・行ってみたいのですが。」

公「え!?」

テ「あっ・・・ダメですよね。すみません、急にこんなお話。」

シュンと落ち込んでしまう。

公「・・・わかった、いいよ。」

テ「え!?ほ、本当ですか!?」

公「うん。じゃあ、今から来る?」

テ「は、はい!」

テオは嬉しそうに公子について行った。

テ「なぜ・・・こんな無茶なお願いを聞いてくれるのですか?」

公「・・・後悔したくないから。」

テ「え?」

公「あの時あーしてあげれば良かったとか今は思いたくないんだ。」

テ「公子様・・・。」

公「ほら!着いたよ!」

テ「ここが・・・あなたの住んでる寮なのですね。」

公「うん。」

テ「・・・今更ですが・・・本当に入ってもよろしいのですか?」

公「いいって!ほら早く!」

手招きをする公子!

中に入ると順平とゆかりがいた。

ゆ「おかえ・・・あれ?テオさんだっけ?」

公「うん。遊びに来たいって言うから連れてきちゃった!」

テ「お邪魔いたします。」

公「部屋はこっちだよ!」

2人は公子の部屋へと向かう。

ゆ「・・・ねぇ、これってやばいんじゃ。」

順「・・・さ、真田さんならトレーニング中だから大丈夫だろ!・・・多分。」

真田がまだ帰ってきませんようにとお祈りをする2人。

しかし、その願いも虚しく真田が帰ってきてしまった。




テ「あぁ、なるほど。」

公「ん?」

テ「あ、いえ・・・とてもあなたの空気がするので。匂いというのでしょうか。」

公「えっ!臭い!?」

テ「いいえ・・・とてもあなたらしい、優しい匂いですよ。」

公「よ、よかった。」

テオは優しく微笑んだ。
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