真田夢小説(ハム子)★完結★
□恋
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部活を終え寮へ帰ると、ラウンジにはゆかりと天田がそわそわしていた。
公「ただいま〜。あれ?2人ともどうしたの?」
ゆ「おかえりー!ちょうどよかった。」
順「たっだいまー!お?みんなして何してんの?」
ゆ「あ、順平もちょっと待ってて。ねぇ風花、アイギスどうなった?」
すると風花がアイギスを連れてくる。
ア「こうなったであります。」
公「え!?制服!?」
順「なんで着てるの!?」
ゆ「学校に行きたいっていうから、冗談で先輩達に話してたんだけど。理事長が即オッケーしちゃって、明日から高等部2年生ってことにね・・・。」
順「まじ!?オッケーってあの人いいのか?」
風「コミュニケーション負荷の高い場所での活動が興味深いとかいってたけど。」
順「まぁ、OK出てるならいいけどさ。」
公「アイギスー!めちゃくちゃ似合ってるよー!」
ア「ありがとうございます!公子さんと同じ制服を着れて嬉しいであります!」
天「本当、想像以上に似合ってますよ!誰も特別だなんて思わないんじゃないかな?でも、なんで学校なんかに?何もないですよ、たぶん。」
ア「2学期の開始を受けて日中の活動を合わせたいと考えました。私だけここに待機していては、任務に支障をきたします。」
ゆ「任務に支障ねぇ。むしろ居たほうが支障出るっぽいけど。」
ア「至らないところは順次改善を図って行くつもりであります。」
ゆ「あー。うん、そうして・・・。」
アイギスが学校へ通うことになった。
果たして大丈夫なのだろうか。
そして次の日。
ア「なるほど!ここが昼のタルタロスでありますね。」
公「そうだけど、人前じゃあんまりタルタロスって言わないようにね?今は学校だから。」
ア「昼のタルタロスは学校でありますね。肝に銘じておくであります。」
アイギスを職員室へと案内した。
どうやら同じクラスのようだ。
鳥「今日から仲間入りすることになった転入生よ。じゃ、自己紹介してね。」
ア「アイギスです。皆さま、一つよろしくお願いいたします。」
鳥「アイギスさん?珍しいお名前ね、生まれは外国なのかしら。」
今になって転入生の記録を読む鳥海先生。
鳥「ほかに、特記事項は・・・ん?人型戦術兵器?」
ゆ「ちょ!!」
鳥「・・・なんかの間違いねこの書類。」
順「あ・・・はははは・・・ハァ。」
鳥「えっと、席は・・・主人さんの隣ね!」
公「え、隣の子は今日休みなだけ・・・。」
鳥「そんなの居ないのと一緒よ。そこを使ってください。」
ア「はい。」
アイギスは隣に座った。
ア「この場所なら歓迎であります。私の一番の大切は、いつでもこの人のそばにいることですので。」
アイギスは嬉しそうだ。