真田夢小説(ハム子)★完結★

□10年前
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次の満月の日。

風「見つけました!市街地に大型シャドウの反応!」

やはり満月になるとシャドウが出てくるようだ。

風「場所は巌戸台のええっと、白河通り沿いのビルです。」

幾「ここのところ2人1組で影人間が見つかるって聞いてたけど、なるほどなー。」

桐「2人1組・・・そういうことか。」

公「ん?どういうこと?」

ゆ「はははっ・・・。」

誰も教えてくれない。

順「何みんな黙っちゃって。ホテル街だって教えてあげればいいのに。」

公「ほ、ホテル街!?」

風「え、ええっ・・・。」

ゆ「あんたねぇ。」

幾「おいおい、何を妄想してるんだ?内装が凝ってるだけの単なるホテルだから。」

順「あれ?そうなんすか?」

ホテルには桐条と真田、ゆかりと公子で行くことになった。

中に入ると本当に健全なホテルなのかと思うくらいの内装をしていた。

大きな部屋に入るとシャドウが待っていた。

タルタロスの探索の成果か、苦戦することなく倒すことができた。

ゆ「なんだ、意外と簡単だったね。」

桐「山岸のおかげでタルタロス探索が楽になったからな。」

部屋を出ようとすると鍵が閉められていることに気がつく。

公「えっ!開かないよー!」

真「何?貸してみろ。」

真田の力でも開かない。

ゆ「あれ?この鏡ヘンじゃない?」

桐「どうした?」

鏡を見ると自分たちがうつってないのに気がつく。

すると突然あたりが真っ白になった。

気がつくとベットに寝転がっていた。

公(なんだか頭がぼーっとする。)

シャワーの音が部屋に響く。

公(誰か・・・いるの?)

その音が止まり誰かが出てきた。

真「お前、次・・・。」

公「なっ!」

真田は腰にタオルを巻き半裸で出てきた。

真「・・・うわっ!な、な、なんだこれは!?どういうことだ!?」

公「そ、それより早く服を着てくださいー!」

真「あ、あぁ。そうだな・・・そうだな!」

真田は慌ててバスルームに戻り服を着る。

そこに風花から通信が入る。

風「公子ちゃん?大丈夫?」

公「うわっ!!!だ、大丈夫だよ!」

風「よかった、やっと通じた。シャドウの精神攻撃のせいで呼びかけが届かなくて。」

公「そ、そ、そーなんだ。」

風「どうしたの?様子がおかしいけど・・・。」

公「え!?いや・・・なんでもないよ!」

風「そう?敵の位置はさっきと同じ場所だよ。みんな集合してください。・・・真田先輩聞こえてますか?」

真「あ、あぁ!聞こえてるぞ!」

風「やっぱり何かあったんですか?」

真「な、何もない!今すぐ行く!」

風「そう・・・ですか。」

真田はバスルームからでてきた。

真「よし、行くぞ。」

公「は、はい。」

真「・・・その、さっきのことは秘密で頼む。」

公「わ、わかりました。」

気まずい空気が流れた。

集合したみんなは風花に言われた通り、姿の映らない鏡を壊してまわった。

すると、先ほどとは違うシャドウが現れた。

公「あんたのせいね!こんにゃろー!」

ゆ「・・・公子なんだか荒れてますけど、何かあったんですか?」

真「え!?いや!俺は何もしてないぞ!」

ゆ「・・・なんですかその反応。」

桐「・・・とりあえずあいつを倒すぞ。」

4人で力を合わせてシャドウを倒した。
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