クラウド夢小説★完結★
□過去
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ニブルヘイムに着くと信じられない光景が目に入った。
ラ「えっ。」
セフィロスに燃やされてしまったと思っていた建物は昔のまんま建っていた。
ティ「燃えちゃったはずだよね?」
ク「・・・そのはずだ。」
ティ「なのにどうして?私の家もある。」
バ「どうなってるんだよ!お前ら夢でも見てたのか!?」
ク「俺は嘘なんか言ってない。俺は覚えてる、あの炎の熱さを。」
ラ「・・・。」
町の人に過去の火事について聞いてみるが、皆、そんな事はなかったと同じことを言った。
ラ「ここ・・・クラウドの家だよね。」
ク「・・・あぁ。」
クラウドは勇気を出してドアを叩く。
「はーい。」
ク「・・・話が聞きたい。俺はこの家に14歳まで住んでいたんだ。いや、それよりこの村は全部燃えたはずだ。」
「いきなり人の家にきて何かと思えば。寝ぼけてるんじゃないのかい!?」
バタンとドアを閉められてしまった。
ラ「・・・あの記憶は間違いだったっていうの?」
ク「そんなわけないだろ!覚えてないのか!あの炎を・・・セフィロスの姿を。」
ラ「・・・。」
町のあちこちには黒マントを着た人間がちらほらいた。
「あれを・・・手に・・いれ・・・セフィロス・・・に届け・・・るのだ。セフィロス・・・とひとつ・・・に。」
ク「・・・なにを言っているんだ。」
「いかなくては・・・リユ・・・ニオン。」
ラ「リユ・・・ニオン。」
エ「・・・ねぇ。」
ク「ん?」
エ「・・・ラナもこんな黒マント着てたよね。」
ラ「え。」
ラナに視線が集まる。
ラ「な、なに。」
エ「あのマント・・・どこで手に入れたの?」
ラ「どこで・・・。」
ク「・・・。」
宝『そろそろいいだろう。』
『はい。』
『ソルジャークラス1stラナ、目覚めました。』
宝『どれどれ。』
ラ『う・・・。』
宝『やぁ。私が見えるかね?』
ラ『・・・。』
宝『何か覚えてる事は?自分の名前がわかるか?』
ラ『・・・私の・・・名前は・・・うぁ!』
宝『ん?』
ラ『く、クラウド・・・。』
宝『ん?』
ラ『ザックス・・・。』
宝『・・・。』
ラ『うあぁ・・・。』
宝『魔晄を身体に入れすぎたな、失敗だ。』
ラ『うあぁぁ・・・。』
宝『クラス1stの適性力でもこの濃厚な魔晄には耐えられなかったか・・・。』
ラ『り、リユニオン・・・。』
宝『・・・今なんと?』
ラ『リユニオン・・・セフィロス・・・。』
宝『・・・くっくっく。』
宝条はラナに黒いコートを着せる。
宝『どうだ?落ち着くだろう。』
ラ『うあぁぁ・・・。』
宝『さぁ、思う方へ行ってみろ。それが・・・リユニオンだ。』
ラナはゆっくり立ち上がり、どこかへ行ってしまった。