クラウド夢小説★完結★

□ジュノン
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ここから先はチョコボに乗らないと凶暴なモンスターに襲われてしまう。

クラウドたちは野生のチョコボを捕まえ、先へと進んだ。

バ「げっ!こっちくんな!」

ラ「チョコボに乗ってたら大丈夫だよ!」

エ「本当だ帰ってく。」

レッ「・・・はたして私が乗る必要はあるのか。」

ラ「念のためよ、念のため!」

なんとか洞窟の前までたどり着いた。

ラ「ありがとうね!」

チョ「クエエ!」

ク「なんだこれは・・・。」

洞窟の前には先ほどの凶暴なモンスターが木に突き刺され死んでいた。

ク「セフィロスがやったのか。」

バ「とんでもねぇ強さだな、セフィロスは・・・。」

ティ「すごい・・・。」

ク「・・・先を急ごう。」

洞窟をどんどん進んでいくと男が立っていた。

「ちょっとまった!!」

バ「き、貴様は!」

ラ「・・・ルード。」

バ「あ?」

ラ「・・・タークスよ。レノの相棒。」

ル「・・・俺たちの仕事を説明するのは難しい。」

ク「人攫いだろ!」

ル「悪意に満ちた言い方をするとそうなる。しかし、今はそれだけではない。」

ク「・・・。」

ル「・・・。」

ティ「・・・。」

バ「・・・。」

ル「・・・。」

「先輩!!」

黙りこんでしまうルードに大きな声で話しかける女性。

「ルード先輩!喋るの苦手なんだから無理しないでください!」

ル「・・・イリーナ、たのむ。」

イ「私、タークスの新人のイリーナ。レノがあんた達にやられてタークスは人手不足。」

ラ「・・・。」

イ「・・・おかげで私、タークスになれたけどね。」

バ「あ?」

イ「ま、それはともかく私たちの任務はセフィロスの行方をつきとめること。それからあんた達の邪魔をする事。」

すると今度はツォンがやってくる。

ツォ「イリーナ、喋りすぎだぞ。我々の任務を彼らに教えてやる必要はない。」

イ「すいません、ツォンさん。」

ツォ「お前達には別の任務を与えてあったはずだ、行け。」

イ「あ!そうでした!では、私とルード先輩はジュノン港へ向かったセフィロスを追いかけます!」

ラ「あ、言っちゃった。」

ツォ「・・・イリーナ。私の言葉の意味がわからなかったようだな。」

イ「あ!す、すみません!」

ツォ「行け・・・セフィロスを逃すなよ。」

ル・イ「はっ!」

走り出すイリーナとルード。

途中でルードは立ち止まりクラウドたちの方へ振り返った。

ル「レノが言ってた。君たちに負わされた怪我が治ったら挨拶したいと。親愛なる君たちに新しい武器を見せたいそうだ。」

ルードは胸ポケットをから小さな箱を出す。

ル「それとラナ。」

ルードはこちらにそれを投げてくる。

ラ「うわっとっと!」

ル「それはレノからだ。」

ラ「レノから?」

ル「・・・無くしたみたいだから、同じやつやるぞっと・・・だそうだ。」

そう言ってルードは去っていった。

ツォ「さて、エアリス久しぶりだな。しばらくの間、君は神羅からは自由の身だ。セフィロスが現れたからな。」

エ「なに、言いたいの?セフィロスに感謝しろって?」

ツォ「いや・・・あまり会えなくなるが、元気でな。」

エ「・・・あなたに、そんな事言われるなんて、不思議。」

ツォ「では諸君。出来れば神羅の邪魔はしないでもらいたいものだな。」

ツォンもその場を去っていった。

バ「俺たちも行こうぜ!」

ティ「ラナ、そういえば何もらったの?」

エ「開けてみよ!」

ラ「う、うん。」

ク「待て!罠かもしれ」

クラウドの言葉は聞かずに箱を開けるラナ。

ラ「・・・ピアス?」

中には輪っかのピアスが入っていた。

ティ「片方しかないみたいだね。」

ラナは自分の右耳をさりげなく触ってみる。

ラ「あれ・・・私ピアス開けてたんだ。」

ラナの耳にはピアスを通す穴が開いていた。

なんとなくそのピアスをつけてみる。

ラ「・・・私、これ昔つけてた気がする。」

ク「・・・。」


ラナの頭の中に過去が流れる。
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