クラウド夢小説★完結★
□旅の始まり
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バ「なんだ。あいつらまだついてないのか。」
ティ「そこの宿屋で休憩しない?これからの事も話さなきゃいけないだろうし。」
ラ「うん、そうだね。」
3人は宿に入る。
バ「5人と1匹なんだが。」
「はいはい。」
バレットは鍵をもらう。
ラ「ふぅ。」
バ「なぁ。お前もセフィロスと知り合いなんだろ?」
ラ「え?う、うん。同じ職場だったから。」
バ「なら知ってる事を聞かせてくれよ。」
ラ「知ってる事・・・。」
ティ「・・・。」
するとクラウド達がやってきた。
窓から見えたのでバレットは呼び込んだ。
バ「おせぇじゃねえか!」
ク「すまない待たせたようだな。」
バ「今ラナに聞こうとしてたんだ。セフィロスの事、星の危機のこと。クラウドも話してくれるよな。」
クラウドはラナの目を見る。
そして話し出した。
ク「俺はセフィロスに憧れてソルジャーになったんだ。いくつかの作戦をセフィロスと一緒にこなすうちに、俺たちは親しくなった。」
ラナの脳裏に浮かぶセフィロスとクラウド。
ラ「仲・・・良かったかな。」
ク「ん?」
ラ「・・・セフィロスとクラウド。」
ク「・・・どうかな。セフィロスって年が離れてたろ?自分のこともほとんど話さなかったしな。」
ラ「・・・うん。」
ク「仲が良かったと言うより・・・戦友かな。俺たちは信頼しあってた、あの時までは。」
ラ「・・・。」
ク「あれは5年前、俺は16歳だった。任務のためにニブルヘイムに向かっていたんだ。」
車に揺られるセフィロスとラナとクラウド。
ク『すごい雨だな。』
『ううっ。』
車酔いをする神羅兵に話しかけるクラウド。
ク『おい。気分はどうだ?』
『・・・大丈夫。』
ラ『全く・・・こんなんで酔ってたらいつまで経っても1stにはなれないぞ!』
『・・・ちょっと・・・話しかけないで。』
やれやれと首を振るラナ。
クラウドは他の兵に話しかけたり、ウロウロする。
セ『・・・おい。おまえ、少し落ち着け。』
ク『新しいマテリア支給されたんだ。早く使ってみたくて落ち着かなくてさ。』
セ『・・・子供かおまえは。』
ラ『プッ!』
ク『おい、今バカにしたろ!』
ラ『してないしてない。』
セ『お前ら、よく聞け。今回の任務はいつもと違う。』
ク『それは嬉しいね!』
セ『どうしてだ?』
ク『俺はあんたみたいになりたくてソルジャーになったんだ。それなのにクラス1stに昇格したのと同時に戦争が終わってしまった。』
セ『・・・。』
ク『俺がヒーローになるチャンスが減ってしまったわけさ。だから、そういうチャンスがあるなら俺は絶対にモノにしてみせる!』
ラ『へぇ〜。』
ク『な、どんな気分だ?英雄セフィロスさん?』
ラ『あのさ、そんな事より任務の話でしょ!』
ク『あっ、そうだった。』
セフィロスはため息をつき任務のことを話し出した。
セ『今回の任務は老朽化した魔晄路の調査だ。異常動作を起こしてる上に、凶暴な動物が発生している。そいつらを始末しつつ、原因を見つけ出し排除する。』
ク『凶暴な動物・・・場所はどこだ?』
セ『ニブルヘイムの魔晄炉だ。』
ク『ニブルヘイム・・・俺の故郷だ。』
すると車に何かがぶつかった音が聞こえてきた。
セ『行くぞ。』
外に出ると大きなドラゴンが道を塞いでいた。
ラ『おお!おっきー!』
セ『気を抜くなよ。』
3人はあっという間ドラゴンを倒した。
そして、ニブルヘイムへと辿り着いた。