ゾロ夢小説

□ウイスキーピーク
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島に近づくと海賊が来たぞーー!という声が聞こえてくる。

ゾ「人がいるみたいだな。」

ナ「歓迎ってわけじゃないわよね。」

ウ「そんなわけないだろ〜。」

しかし、ウイスキーピークの人たちはどうやらルフィ達を歓迎しているようだ。

サ「どうなってるんだ?」

つ「とりあえず上陸してみましょう。」

すると、髪の毛をグルグル巻いた男性が近づいてくる。

「マーマーマー♪いらっしゃい、私の名前はイガラッポイ。この町の町長です。」

ル「おっさん、髪巻きすぎ。」

イ「・・・ここは酒造と音楽の盛んな町ウイスキーピーク!もてなしはわが町の誇りなのです!自慢の酒なら海のようにたくさんあります。あなた方の冒険の話を肴に、宴の席をもうけさせてはいただけませんか?」

サ&ル&ウ「喜んでーー!」

サンジは美人な女性に、ルフィは肉に、ウソップは宴に喜んでいた。

つ「3バカ・・・。」

ゾ「ハァ。」

ナ「ねぇ、ここのログはどのくらいで溜まるの?」

イ「ログ?そんな事は後で、今は旅の疲れを癒してください!!」

そうして勝手に宴が始まってしまう。

つ「このお酒おいしーー!」

「さぁ、どんどん飲んでください!!」

ナ「たっく。本当に信用していいのかしら。」

サ「ナミさんとつぐみちゃんに何かあっても必ず俺がお守りしまーす!!」

ル「おかわりー!」

みんなはなんだかんだ言いつつも、盛り上がっていく。

ゾ「おい。つぐみ。」

つ「な、何?」

ゾ「お前、まだ怒ってるのか?」

つ「怒るって何をよ・・・。」

ゾ「いや・・・その。」

つ「・・・あーあ。飲みすぎちゃった、外の風でも浴びてこようかな。」

そう言って片手にお酒を持って外へ行ってしまう。

ゾ「・・・。」

ゾロはその場で酒を飲むが、しばらくしてつぐみを追いかける。

つ「別に・・・怒ってるわけじゃないもん。」

つぐみは1人外で酒を飲む。

ゾ「おい。」

つ「うわ!なんだ・・・ゾロか。」

そう言って立ち上がり何処かへ行こうとするつぐみ。

すると、ゾロはつぐみの顔の横に手をつく。

つ「ちょっと、邪魔なんだけど。」

ゾ「いいか!」

大きな声に驚くつぐみ。

ゾ「俺はあの海軍の事・・・なんとも思ってない。」

つ「・・・。」

ゾ「確かに、昔死んだ親友にそっくりだったから驚きはした。」

つ「・・・。」

ゾ「けどな!俺が、俺が本当に気になってる女は・・・。」

ゾロはまっすぐつぐみを見つめる。

つ「ゾ、ゾロ・・・。」

ゾ「俺が気になる女は・・・。」

その時、ルフィがやってくる。

ル「おい、お前ら喧嘩か?」

ゾ「ルフィ!?」

つ「いや、そ、その。」

ル「お前ら仲よかったのに最近話してなかったからさー、何かあったのかと思ってよー。喧嘩してんのか?」

ゾ「し、してねぇ!」

つ「そうそう!け、喧嘩なんかしてないわよ!」

ル「そっか!ならいいんだ!」

そう言って部屋に戻るルフィ。

つ「・・・。」

ゾ「・・・。」

2人は一斉に笑い出す。

つ「あはは!」

ゾ「あいつに心配されちゃ、俺らも終わりだな。」

つ「ふふ!そうだね!」

ゾ「戻るか。」

つ「うん!!」
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