ゾロ夢小説

□約束の岬
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ク「しかたない、私のをやろう。ラブーンの件の礼もある。」

ナミはもう1つログポースを受け取りホッとする。

しばらくしてサンジとルフィが先ほど逃げた二人組を連れて戻ってくる。

サ「ナミさん、こいつらが頼みがあるっていうんだが。」

ナ「頼み?」

9「我々をウイスキーピークまで送ってくれませんか?」

ル「ウイスキーピーク?何だそりゃ。」

9「我々の住む町です。」

つ「船がなくなったからそこに連れてけっていうの?」

ナ「それは少しムシが良すぎるんじゃないの?Mr.9。」

ウ「お前ら一体何者なんだ?」

9「王様です!」

ナ「嘘つけ!!」

すると二人組は土下座をし、正体は言えないが必ず恩は返しますと何度も頭をさげる。

ル「いいぞ、乗っても。」

つ「えーーー!」

ゾ「正体不明な奴らを乗っけるのか?」

ル「おう!変なことしたら俺がぶっ飛ばす!」

ナ「ハァ。まぁ、ルフィがいいならいいけど。」

ク「いいのか?こんな奴らの為にウイスキーピークを選んで。」

ル「気にいらねぇときはもう一周するからいいよ。」

ク「・・・そうか。」

ル「じゃあな!花のおっさん!」

ク「あぁ。行ってこい!」

ル「行ってくるぞクジラ!!」

ラ「ブオオオオオオ!!」

ル「またなーーー!」

ラブーンはルフィ達が見えなくなるまで鳴き続けた。






しばらく、船を進めると雪が降ってくる。

つ「さ、寒いと思ったら雪?」

ル「うほー!雪だー!」

ナ「う、上着買っておいてよかった。」

こんな寒い中雪で遊ぶルフィ達に呆れるナミ。

ナ「ねぇ、つぐみ。」

つ「ん?何?」

ナ「あんた、何でゾロと話さないのよ。」

つ「は、話してるって!」

ナ「この状況ならあんたを枕に寝てるでしょ。」

つ「そんな事ないって!」

ナ「ふーん。」

すると、雪が降る中雷が鳴り始める。

ナ「あーーー!」

つ「こ、今度は何?!」

ナ「ふ、船を180度旋回!!急いで!」

ル「なんだ?忘れ物か?」

ナ「違うわよ!いつの間にか反転して進路から逆走してるの!」

そう言ってどんどん指示していくナミ。

そんな慌ただしい中ゾロは昼寝をしていた。

そして、ようやく落ち着き皆はその場に崩れ落ちる。

ゾ「んーーー!くは・・・よく寝た。」

疲れ果てたみんなを見るゾロ。

ゾ「おいおい、いくら気候がいいからって全員だらけすぎだぜ?ちゃんと進路はとれてんだろうな。」

(お前・・・)

全員ゾロには言われたくないと思う。

ゾ「そういや、お前ら名前なんて言ったっけか?」

9「Mr.9と申します・・・。」

ウェ「ミス・ウェンズデーと申します・・・・。」

ゾ「そう、どうもその名を聞いてひっかかってたんだ俺は。どっかで聞いた事あるような、ないような。」

その時後ろからナミがゾロの頭を殴る。

ナ「あんた、今までよくものんびりと寝てたわね・・・起こしても起こしてもぐーぐーと。」

ゾ「あぁ?!」

ナミの拳は再びゾロを殴り、たんこぶを3つも作ってしまう。

つ「あ!あそこ!」

ル「でけーーサボテンだ!!」

ナ「あれが、ウイスキーピーク。」

それを見た二人組はまたいずれ会おうと海へと飛び込む。

つ「行っちゃった。」

ウ「一体なんだったんだあいつらは。」

ル「ほっとけー!上陸だー!」

ナ「いい?このログポースにこの島の磁力を記録しなきゃ次の島へは進めない。その島によって数時間〜数日かかる。」

ウ「つまり、ここが危険な場所でも逃げられねぇってことか!?」

ナ「そういう事。」

ル「いいから早く行こう!!」

ナ「わかったわよ!みんな、戦闘準備忘れないでね!」

「おおー!」
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