ゾロ夢小説

□約束の岬
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ブオオオオオオ。

ゾ「おい、今何か聞こえなかったか?」

ナ「風の音じゃない?変わった地形が多いのよ。」

つ「・・・違う。」

ナ「え?」

つ「誰かを呼んでる・・・。」

ゾ「呼んでる?」

ウ「おい!ありゃなんだ!」

サ「本当だ・・・ナミさん!前方に山が!」

ナ「山?そんなはずないわ!」

ル「ん?」

ウ「山じゃねぇ!」

つ「あれは!!」

サ「くじらだぁ!!」

巨大なクジラは進路を塞いでいた。

ゾ「おい!左に抜けれるぞ!とり舵だ!!」

しかし、舵は先ほど折れてしまった。

するとルフィはどこかへ急ぐ。

つ「ルフィ?」

ゾロ達が一生懸命舵を動かそうとするがビクともしない。

その時、どん!!と船首の大砲がうたれる。

ゾ「大砲!?」

ウ「!!」

サ「あのバカ。」

ナ「・・・。」

つ「気づかれる!!」

しかし何の反応もない。

船はそのままクジラに当たり、メリーの船首が折れてしまう。

ル「お!俺の特等席が!!」

ゾ「い、今のうちだ!!漕いで抜けるぞ!」

サ「おう!!」

その時再びクジラが鳴き出す。

サ「耳がいてぇ!!」

ウ「とにかく漕げ!!」

つ「誰?誰を呼んでるの?」

ル「お前・・・。」

ナ「え?」

ル「俺の特等席に、何してくれたんだぁ!!」

そう言ってクジラの目を殴る。

ゾ&ウ&サ「アホーーーー!」

気づかれないうちに抜けようとしていたのに、今の攻撃でこちらに気づかれてしまう。

ル「かかってこい!このやろぉ!!」

ゾ「てめえ!もう黙れ!」

ウソップとゾロに蹴り飛ばされるルフィ。

するとその時、クジラが船を吸い込む。

その勢いにルフィは投げ出されてしまう。

つ「ルフィ!!」

つぐみは、再びハヤブサのハーフになりルフィを受け止める。

ル「わ、わりぃ!」

つ「ううん。それよりみんなが!」

クジラに船ごと飲み込まれ、さらにクジラは海へと潜ろうとしている。

ルフィはつぐみから飛び降りクジラの上に乗る。

ル「おい!お前吐け!!みんなを返せ!」

しかし、クジラは海へと潜って行く。

つ「待ってルフィ!あれ!」

ル「ん?」

つぐみが指差す先には扉のようなものがあった。

ル「は?」

つ「とりあえず入ってみましょう!!」

ル「そうだな!」

2人は扉を開け中へと入っていく。

ル「何だこれ?」

中は通路のような道があった。

ル「うえっ!」

その通路はグラングラン揺れる。

ル「つぐみ!」

ルフィはつぐみを片手で抱き、壁にガンガンぶつかりながら通路を抜ける。

ル「ぐえっ!」

つ「いててて・・・ルフィ大丈夫?」

ル「あ、ああ。・・・ん?今度は何だ?」

つ「水路?」

先ほどとは違う広い水路が見える。

すると、再び道が傾き始める。

ル「うお!」

水路に落ちそうになるルフィをハヤブサのハーフになったつぐみがキャッチする。

つ「このまま出口まで飛ぶわよ!」

ル「おう!」
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